関係ある ページ15
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『･･････』
相変わらず寝てる時はかわいいな
机の横にしゃがんで、真正面から爆豪くんを眺める。
眉間の皺が無くなって、顔が凄い幼くなるんだよね。
思わず笑みが零れた。
『ふふ、かわいい』
そう呟くと、爆豪くんの目がバチッと開いた。
『あ』
慌ててその場から飛び退く。
背後の瀬呂くんの机にぶつかり、ガタガタと大きな音が教室に響いた。
やば、聞かれた？起きてた？
『起きてたの･･･？』
「･･･ああ」
『いつから』
「てめぇが入って来たときから」
なんだそれ、酷くない？
Oh...から聞かれてんじゃん。
恥っずかし。
『あの、その席』
「ん」
爆豪くんが私の席からどいた。
急いで机の中のものをカバンに詰める。
鞄のチャックを閉め、席を離れようとすると
パシッと手首を掴まれた。
心臓が跳ねる。
「怪我、ねぇか」
『え？』
もしかして、心配してくれているのだろうか。
『ないよ？焦凍がキャッチしてくれたらしくて』
おかげで私は全くの無傷だ。
「は？」
その言葉に爆豪くんは唖然とした。
『ん？』
なんで驚いているのか分からず、私も短く言葉を返す。
爆豪くんは嘲笑うように言った。
「はっ、そうか、半分野郎がなァ？」
『う、うん』
なんか、怒ってる･･･？
なんで？
『じゃあ、私はこれで』
帰りたい。
なのに、掴まれた手首はどんどん強く握られていく。
『あの、痛い･･･』
「てめぇ騙されてんぞ」
『え？』
騙されてる･･･？
何の事なのかさっぱり分からない。
戸惑っていると、爆豪くんがふっと口角を上げた。
「そんなんじゃ別れんのも時間の問題だな」
その言葉でカッと頭に血が上った。
掴まれていない方の手で爆豪くんの頬を叩く。
パシン
と、乾いた音が教室に響いた。
『何言ってんの』
信じられないという目で爆豪くんを見る。
なんだ、この気持ちは。
凄い怒っているはずなのに、悲しい。
他の誰でもない、爆豪くんに言われたから私はこんなに気が立っているのだろう。
『何が言いたいのか分かんないけど、関係ないでしょ』
本当になんでそんな事言われなきゃいけないんだ。
怒りで声が震えた。
「ってぇな」
と言いながらも爆豪くんの顔は余裕綽綽だ。
「関係あるわ」
その言葉の続きを聞く前に
教室のドアが開く音がした。
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ほしいか(プロフ) - 梨々香さん» ありがとうございます！！！！ (2020年12月16日 16時) (
レス) id: 7722cd4db4 (このIDを非表示/違反報告)
梨々香 - 大好きです！！！！ (2020年12月3日 0時) (レス) id: 047ea5cf99 (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けると...とても嬉しいです...！！(感動)トド様...(._.)そろそろ決着着きますので、そこまでよろしくお願いします！！ (2020年7月14日 21時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます！！ほしいか様の小説本当に大好きです！爆豪くん落ちということで初め見ていましたが、色々と拗れていて、今ではトド様応援しています、、、。今後の展開も楽しみにしてます！！かっちゃん大好きです！これからも応援しています。 (2020年7月11日 17時) (レス) id: 1ffa7df2fd (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - まいさん» ああ、嬉しいです！！はい、これからも頑張ります！！あ、あとありがとうございました(小声) (2020年7月11日 15時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしいか
| 作成日時：2020年6月14日 17時
