【番外編】きっかけ ２ ページ24
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そして、爆豪くんと付き合い始めて、ひとつ明らかになったことがある。
それは、爆豪くんの最寄り駅が割と遠くだったってことだ。
雄英からの方向は一緒だけど、降りる駅は爆豪くんの方がだいぶ先。
遠回りしてくれてるとは思ってたけど、思ったより遠回りだったみたい。
そんな中送り迎えしてくれてたんだね、勝己くん。
と、思うと、あの優しすぎる爆豪くんも少し恋しくなる。
少しだけね。
しかし、今の爆豪くんも帰りはこうして一緒に帰ってくれる。
まぁ、今は寮だからめっちゃ近いんだけどね。
でも、十分嬉しい。
だが、今はそういう話じゃない。
私は絶賛不機嫌なのだ。
『じゃ、また明日。』
いつもは送ってくれてありがとう。と言うのだが、そんな気にもなれない。
寮に入ろうとすると、爆豪くんに肩を掴まれた。
ぐるん、と、向かい合わされる。
『なんでしょうか爆豪くん。』
と、爆豪くんをジトーーッと見上げると、
両方のほっぺを掴まれた。
そのまま膠着状態が続く
『･･･にゃに』
しかし爆豪くんは真顔のままだ。
そろそろ痛い。
そう思ってると、爆豪くんの手がほっぺを上に引っ張った。
「笑えや」
『･･････』
無理やり口角上げてるのか、これは。
「はっ、ブッスだな」
カチン
そりゃアンタが引っ張ってるからね。
ほんとに痛い。絶対赤くなってる。
ほっぺを掴まれたまま、爆豪くんを睨むと、爆豪くんはちょっと不貞腐れたような顔をした。
「笑えよ。じゃねぇとまた記憶なくなった時困んだろうが。」
『へ･･････？』
そう言うと、爆豪くんはほっぺを離した。
そのまま私の頭をぽん、と撫でるとA組の寮の方へ帰っていく。
･･････え？そういうこと？
つまり、そういう事だ。
何それめっちゃ恥ずいやん･･･
そして、さっきの爆豪くん何。カッコよすぎる。
まだ見える爆豪くんの背中に呼びかける。
『爆豪くん！！』
すると、爆豪くんはこっちを向いた。
私はありったけの笑顔で手を振る
『送ってくれてありがとう！また明日！』
それを見ると、爆豪くんは少しだけ笑って帰っていった。
その爆豪くんの背中を飽きるまで見つめ、私も寮に入る。
その日から鏡に向かう度に笑顔を練習し始めたことは、爆豪くんには絶対に内緒だ。
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ゆうな - なんか愛がすごくてコメント荒らしみたいなことになってますがマジでオススメです！星ポチッ╰(*´︶`*)╯♡これからも他の作品などのお話を作る事を遅くてもいいので頑張ってください！ずっとみてます！長文失礼しました！ (2023年2月12日 14時) (
レス) id: 68e65aa0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - てちょっと悲しかったけど頑張って立ち直って新しい恋へ進もうとしてたけどやっぱり少し諦められないみたいな感じが可哀想で可愛かったです！あとかっちゃんはなんか虐めたいと思ってしまう節が自分もあるんでちょっと手の中でかっちゃん転がってて見てて楽しかったです (2023年2月12日 14時) (レス) id: 68e65aa0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - 番外編の仲良し3人組をみていつもこんなんなのか､､､可愛すぎると思ってコメントしました!いや可愛すぎるちょっと2人の照れてる？ところ見れて可愛かったです！もう可愛いしか言えないです!そして本編のかっちゃんも可愛い！二度目の恋を夢主ちゃん途中諦めようとして (2023年2月12日 14時) (レス) @page40 id: 68e65aa0e4 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - ラストまで見て…なんでしょうね。なんで爆豪勝己くんはこんなにも心強い…というかなんというか、 ほしいかさんのかっちゃんは本家のかっちゃんとのイメージ差がなくてほんとに楽しく読ませていただいてますm(*_ _)m (2023年2月8日 21時) (レス) @page49 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - いや、切島くんカッコよ…。笑 そして女の子避けすぎる問題…、！笑笑 最後まで読んでからコメントしようと思っていたのに、我慢できませんでした。笑 (2023年2月8日 21時) (レス) @page36 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしいか
| 作成日時：2020年5月24日 21時
