・業務連絡（１年３学期編） ページ1
・
休日インターンの日のこと。
「指示は以上だ。戻っていい」
エンデヴァーのそのセリフを聞き、
四人揃って礼をして、所長室を後にする
扉を開けてくれたデクくんに「ありがとう」と言いながら一番に部屋を出ようと、した時
「いや、やっぱりAは少し残ってくれ」
『え……はい』
轟くんだけ残されたりすることはたまにあったけど、私だけは初めてだ
なんだろう。
再びデスクの前にピシッと立つ
三人が出ていったタイミングでエンデヴァーは口を開いた
「悪いが、明日からお前のインターン先が変わる」
『………どういう意味ですか』
言いにくそうなエンデヴァーと、その発言内容に顔を顰めずにはいられなかった
解雇……リストラ的な……
「別にクビを切ろうとかそういう事ではなくてな。研修のようなものだ」
『はぁ…』
「あまり気を負うな。全て終わればまたこちらでインターンだ」
『………………』
全て終われば？
え、全てってなに。
「とにかく話を進めてしまおう。これが資料だ」
『はい』
そこからは業務連絡のように淡々と話が進んだ
私が行くのはセントラル病院というところ。
『私、医師免許とか持ってないんですけど、大丈夫ですか』
「なにを当たり前のことを。大丈夫に決まっている」
当たり強いな。
「医師免許を取るには6年、いや、それ以上かかる。そんな時間は無いからな。」
『いや、私別に医者になりたいわけじゃ』
「付け焼き刃で構わない。揉まれてこい」
『………はい』
資料を持ったまま所長室を出てデスクに戻り、インカムとブレスレットをつける
緑「エンデヴァーなんて？」
『………病院にインターンに行けって』
轟「病院？」
緑「そっか。超野さんの個性だとそういう知識も必要になってくるのか。そういやリカバリーガールは医師免」
轟「緑谷、喋ってねぇで行くぞ。じゃあ頑張れよ超野」
『うん…』
緑「とっ轟くん引っ張らないで！が、頑張ってね！」
引き摺られていくデクくんに手を振る
いや、インターンは明日からだからこの後は一緒なんだけどな。
苦笑しながらインカムを調整する
『………………』
明日から一人か。
「おい、泣くな」
弾かれたように顔を上げると爆豪くんがこちらを覗き込んでいた
頭に手が乗っかって、ぐしゃぐしゃと髪をかき乱す
『……泣いてない』
「ならいいわ」
離れてしまった手に少し名残惜しさを感じながら両手で顔を覆った。
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花純(プロフ) - 更新とても楽しみに待ってました...！ (2023年3月5日 5時) (
レス) @page40 id: 9a9f71aa3c (このIDを非表示/違反報告)
冬空(プロフ) - 更新されてる…だと？！？！いかちゃんのお話見られて星嬉しい（ ; ; ） (2023年3月5日 2時) (レス) id: 01a8377650 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - まってました！！！！！！ (2023年3月5日 1時) (レス) @page40 id: 1571d4bdb2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - ほしいかさん！数日前にお話しを見つけて一気に見てしまいました、、、。どれもこれも面白くてとても好きです！読み終わってしまったのがとてもさみしい！！続編すごく楽しみにしています！！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page26 id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
あおちゃん - 続編楽しみです！！ありがとうございます！ (2022年8月26日 23時) (レス) @page26 id: fa151c82d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしいか
| 作成日時：2022年8月12日 22時
