二度と間違えんな ページ29
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「なぁ爆豪まだ怒ってんのか？」
「あ？」
共有スペースのソファに腰を下ろした俺に、切島が不安げに聞いてきた。いや、どちらかと言うと不満げ、か。
「散々謝ったじゃねぇか」
「……別にもういいわ」
「いいって顔じゃねぇじゃん！」
「うっせぇな！！ソレじゃねぇよ！！」
“ソレ”というのは、昨日のこと。
「そうだぜ切島。コイツが悪ぃんだからお前が謝る必要ねぇって」
「あ？元はと言えばテメェが喧嘩売ってきたからだろうが」
「売ってねーもーん。ちょっとからかっただけじゃん。かっちゃんってばすぐ怒」
「かっちゃんって呼ぶんじゃねぇ！！」
「まてまてまてまて！！昨日だってそれでドアぶっ壊しちまったから怒られたんじゃん！！学べよ！！」
「だからテメェが悪ぃんだろうが！！！」
振りかざした右腕は間一髪で避けられた。
すぐに爆破を引っこめる。
「えっ、何それそんなことできんの！？ってか昨日からやれよ！そしたら爆豪だって反省文なんか書かずに済んだのによ」
「なんて書いたんだ？」
「あんなもんテキトーだわ。要は反省してるように見せりゃいいんだろ」
「なんか頭いい不良みたいな発言だな」
「実際そうだろ」
「ああ！？」
コイツ、、俺の事舐め腐りやがって、、
「今日こそテメェだけ粉々にしてやる」
「あ……爆豪それ本気の目じゃん、、ごめん、悪かったって、、」
「俺はいつでも本気だわ！！！！」
「ギャーーーー！！！」
プスプスと煙を上げるアホ面に、いくらか憤りが収まって席に戻った。
そうだ。俺はそもそもそんなことに頭を使っていたのではない。教室のドアをぶっ壊して反省文を書かされたことなどとうに忘れていたのだから。アイツらのせいで。
いや、この事についてはもう考える必要がねぇのか。
“もう、、大丈夫です”
とか何とか。言ってやがったし。
どう見ても大丈夫な奴の顔じゃなかったけどな。
「そういや爆豪。昼飯の時さ」
「そうだお前！！
「あけしろ？」
「普通科の！超可愛い子！！」
「…………」
あぁ。そういやあのクソ女の苗字だったか。
「テメェらに関係ねぇだろ」
「ま、、まさかお前、明城さんに“ほの字”なのか、、」
「言い回しが古いな」
愕然としたようにこちらを見る上鳴は、さっき俺に爆破されたことなど忘れてしまったのか。
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カレイ - ほしいか様は最高 (2022年1月23日 0時) (
レス) @page25 id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ほしいかさんは天才 (2022年1月6日 21時) (レス) @page10 id: 1571d4bdb2 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 今日たまたま見つけて、読んでみたらどタイプすぎました！かっちゃんのセリフ一つ一つがかっちゃんしてて好き… (2022年1月6日 13時) (レス) @page10 id: 08c23fdb70 (このIDを非表示/違反報告)
no name(プロフ) - いやあああ続きがめっちゃ気になります！応援しています〜〜！ (2022年1月5日 7時) (レス) @page10 id: c1b74ddf5a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ほしいかさんの作品だいすきです！！ (2022年1月2日 0時) (レス) id: f6ed4aa696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしいか
| 作成日時：2022年1月1日 22時
