・ ページ27
・
また放り投げられるかと思ったのに、爆豪くんは私を肩から下ろすと正面から抱えた。
反射的に足を彼の体に巻き付ける
『ねぇ』
爆「あ？」
『言いたいことあるんだけど』
爆「なんだよ」
今にも唇がくっついてしまいそうなところで爆豪くんに「待て」を言い渡す
『………爆豪くん気づかなかったの』
爆「……………」
『中身が轟くんだって分からなかったの？』
爆「………分かってたわ」
嘘つけ
『……ばかやろ』
爆「っ、、分かるわけねぇだろ！！見た目はてめーなんだから！！」
『ああっ開き直った！！それでも轟くんのファンの子は気づいてたもん！！爆豪くんは愛が足りないのよ！！』
爆「足りなくねえわ！！現にてめーが入った轟を…………………」
『可愛いって思ったんだもんね？』
爆「言うんじゃねえ！！忘れろ！！」
『でも私爆豪くんに可愛いって言われたことないなぁ』
爆「は、、はあ？」
なんで爆豪くん私相手だとこんなてんてこ舞いになっちゃうんだろう。かわいいなぁ。
調子に乗って爆豪くんの耳に口を寄せる
『可愛いって言ってくれたら今日はナニしてもいいよ…？』
まるで釣りをするように私という餌をぶら下げる。
爆豪くんは私を抱える手に少し力を込めた。
ふふ、動揺してる動揺してる
ほくそ笑みながら爆豪くんのつんつん髪に手のひらを当てていると、
少し緊張しているふうだった爆豪くんは一気に部屋の真ん中まで足を進めると私をベッドにおろした
『ちょっとまだ言ってなんっ』
ぐいぐい押し付けられるように唇をついばまれ、
逃れようと仰け反ると、
バランスを崩してベッドに倒れ込む
すかさず爆豪くんが四つん這いになって被さった
『あの、、』
「……………」
爆豪くんは無表情のまま私を見下ろしている
だめだやりすぎちゃったかも、、調子に乗りすぎた……
あわあわどうにか機嫌を直してもらおうと何か言葉を捻り出してみるけど、
如何せん見下ろされている状況に心臓が鳴り止んでくれない
『えっと、、ごめ、あの、、』
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まなみ(プロフ) - 入れ替わり番外編�△�色々な意味で面白すぎて久々に小説で笑いが堪えきれなくなりました、笑 この後はアイランド編の後なんだ！と気付き、今からそちらの番外編を読みに行ってきます。ほんとにこの作品大好きになってます。笑 (2023年2月6日 23時) (
レス) id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - あすか。さん» 沢山コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ励みになってます(Ｔ▽Ｔ)そのくだりは私もオキニです( ´艸｀) (2021年5月4日 22時) (レス) id: a6bcddeca8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか。 - キスマのくだり最高です… (2021年4月30日 0時) (レス) id: a7e581901d (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - きりさん» 最初から！長かったと思いますお疲れさまです！ありがとうございます！！m(__)mそれほどの小説になっているなら嬉しい限りです！いつでもお待ちしてますよ！！笑 (2021年2月5日 15時) (レス) id: a6bcddeca8 (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - ぬーぴーさん» ありがとうございます！できるだけ早く戻ってきますので、その時はまたよろしくお願いしますm(__)m (2021年2月5日 15時) (レス) id: a6bcddeca8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほしいか
| 作成日時：2020年12月30日 18時
