【爆豪勝己】俺の娘は世界一

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「爆豪、もうすぐで着くってさ」
『…………』
「いやぁ怖いな。プロヒーローのパパってのは」



卑怯だ。
と目の前のプロヒーローを見て思う


さっき声をかけられて、振り返ると見た事のある人だった。
昔、パパの同窓会に行った時に顔だけ見た人。
咄嗟に逃げようとしたのに、肘から出てきたテープみたいなものに拘束されてしまった



『……怒られたくないから、逃がして』
「いやぁ、、そういう訳にもいかねーっていうか、、」
『………パパもパパの友達も嫌い』


「まだンなこと言ってんだな、A」



ビクッと反射的に肩が跳ねる



「お、来た爆豪。あんま叱ってやんなよ？別に悪いことしてたわけじゃねぇんだし」
「ウチの教育方針に口出すんじゃねぇ」
「へぇへぇ」
「帰るぞ」
『………………』



大人しく家に連行された。
ちなみに他の三人はさっきのプロヒーローに言われてそそくさと先に帰っていった。


「………………」
『………………』



目を合わせてなるものかとそっぽを向く



「何か言うことは」
『……帰るの遅くなってゴメンナサイ』
「これは？」



目の前に置かれたのは、置いてきたはずの子供ケータイ



『…………だって』
「あ''？いつまでもそうやって逃げられっと思うなよ」
『……………』



もうヤダ怖い
パパに怒られる度にいつも圧迫面接なのヤダ。
別にちょっと遊びに行っただけじゃん。なんでこんなに怒られなきゃいけないの



『GPSとかウザいし』
「んな事聞いてんじゃねぇ」
『っていうか酷くない？プロヒーロー使うとかありえないんだけど』
「………お前はいつからそんなに頭が悪くなったんだ？」
『っ、、』
「付き合う相手は選べ」



なにか、こう、
パパが今までにないくらい醜いものに思えた



『……ハイ』
「学校が終わったら必ず連絡すること、なにか用事があるならその旨も連絡すること」
『ハイ』
「分かったならいい。飯にするぞ」
『いらない』
「あ、おい、A！！」



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