【爆豪勝己】俺の娘は世界一

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『だいなまいとは何階に居るの？』
「お前…………まさか告げ口すんじゃねぇよな…………」
『……どーしよっかなぁ』
「待て待て待て待て、話をしよう。な？？」
『パ、、だいなまいとの部屋何階か教えてくれたらしてあげるよ』
「今パパって言いかけたな！！やっぱお前ダイナマイトの娘だろ！！よく見れば髪の色同じだし！！顔全然似てねぇけど！！」
『ソラは気づくの遅いね。そんなんでヒーローなんかやっていけんの？』
「その、人を小馬鹿にした態度も全く同じ！！」


エレベーターに二人で乗り込み、未だブツブツ言っているソラと２階に下りた。


「なぁ、頼むよ……ソラさん疲れてたんだって……」
『ゲームやってただけでしょ』
「あ''ああああああ！！！なんで馬鹿正直に喋っちまったんだ数分前の俺！！！」


２階は、開けたスペースになっていた。


「あああ！！ソラ！！あんた何処で何やってたの！！」


一番に会った女の人が、そう怒鳴ってソラの頭を叩く。


「ってぇ！サーセン！！ほんとサーセン！！」
「あんたが休憩から戻ってこないって、さっきから所長の機嫌さいっあくなんだけど、どーしてくれんの………！」


女の人が親指で指したオフィスの奥の方に、資料片手にカタカタとキーボードを打っているパパを発見した。
その眉間にはこれでもかと縦線が入っている。


『ソラ、あれは怒りレベルMAXだよ。私が家の壁焦がした時と同じ』
「いや何があったんだよぉ……」


泣きそうになりながらも、ソラはツッコミを怠らない。


「え、何この子？あんたの子？」
「勘弁してくださいよ。こんな生意気」
『なんて？』
「……こんな頭のいい子が俺の子なわけ……つーか俺まだ十七です！！」
「じゃあ何よこの子。どうしたのお嬢ちゃん。迷子？？」
『迷子じゃないです』
「あ。猫被った」
『被ってない！！ソラうるさい！』


大人の人には敬語で話さなくちゃいけないんだもん。


『じゃあソラ行こ』
「え、、待って。あと少し心の準備させて」
『その心の準備は終わるの？』
「…………終わんないっす。行きます」


女の人にペコリと頭を下げて、お腹を抱えながらのそのそ歩き出したソラの後を追う。



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