かっちゃんとラブコメしたい７ (ページ10)

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・愛してるページ10

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最近思うのは、私達はマウントを取り合って関係が成り立っているということだ。

立場は目まぐるしく変わる

『爆豪くん』

そう呼ぶと、やっと笑い止んだ爆豪くんがこっちを見た

『早く』

寝っ転がりながらそう言って爆豪くんを見上げる

私とは逆に、その顔から余裕が無くなった

「てめぇはまじでよォ……」

『ん？なぁに？』

ニヤニヤしながら言い返す

「その余裕今すぐ無くしてやらァ」

『ふふっ』

「ああ？何笑ってんだ」

本当に私は幸せ者だ

顔をしかめる彼を前に、そんな事を考える

『爆豪くん』

「あ？」

『愛してるよ』

私には似合わない言葉だって分かってるけど

じゃあこの気持ちを伝えるにはどうしたらいいんだろう。

「は」

爆豪くんは驚いたのか固まってしまった

『ねぇ、言い返してくれないの？』

「………………」

『言ってよ、愛してるって』

「………………」

『あ？無理？爆豪くんには早かった？』

一応煽ってみるけど、爆豪くんは言ってくれないだろうなぁ

と、真っ直ぐその顔を見つめながら思う。

すると爆豪くんの口が動いた。

「…………し…るわ」

『ん？なに？』

「だから」

爆豪くんはまるで宣戦布告するかのように笑った

「愛し殺したるわ」

予想外の脅迫に、一瞬ポカンとしてしまう。

しかし、すぐに頬が緩む

『うん、殺してよ』

そう言うと、私達はどちらからともなく目を閉じた。

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ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます！

さぁ、チームアップ編はこれで完結となりまして、

次回からはプロヒーロー編が始まります。

場面と年齢がこれでもかと変わりますので、心の準備お願いします！！

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