かっちゃんとラブコメしたい７ (ページ20)

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・誕生日ページ20

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そしてその次の日に勝己はスイスに飛んだ。

なんかもう、呆れすぎて止めることすら出来なかった。

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そのまた次の日、私はお茶子と飲んでいる。

『ほんとありえない！！何考えてんの！？』

「たしかになぁ、、まぁ忘れてるだけやと思うけどな」

『だって誕生日だよ！？別によく分からない記念日祝えって言ってる訳じゃないんだよ！？』

アルコールが入り、隣にお茶子がいることも相まって、愚痴は歯止めが効かない。

そう、あのメッセージがあった三日後。

つまり明日は私の誕生日だ。

せっかく休み空けといたのに･･･！！

祝ってくれると思ったのにぃぃ

誕生日を一人で迎えるのは嫌だったので、お茶子を招集した。

「よりによってAの誕生日やからなぁ。爆豪くんの方だったらまだ良かったんやけど」

『ほんとそれぇぇ』

「控えめに言って最低やな」

『うん！！よく言った！！お茶子！！』

「よし！今日はとことん付き合ったる！！」

『ありがとー！お茶子がいればそれでいい！！』

もう一度乾杯して、グラスをあおった。

だいぶ酔いが回った頃。

『ってか、アルプスってなによ。私よりハイジが大事ってこと！？』

「あはははっ、何にキレてんの！」

『だってそうじゃん！！あんなよく分からない顔の女に負けたの！？私･･･！！』

「意味わからんすぎるっ、あははははっ」

『･･････』

「どしたん？急に悲しくなっちゃった？」

『明日どおしよー･･･』

グラスをコトンと置いて、ぼーっと宙を眺める。

せっかく頑張って事務仕事終わらせたのになぁ。

ってか二週間も休み取れるのかよ。事務所どうなってんだよ。

こっちは一日空けるだけでも一苦労なのに。

「せっかくだから買い物でも行ったらいいんちゃう？」

『買い物？』

「そ！自分への誕生日プレゼントっちゅうことで」

『誕生日プレゼント･･･確かにいいかも･･･』

なんか欲しいものあったかなぁ、と考える。

「気分転換にもなるやろし」

まぁ、物欲を満たして嫌なこと忘れるのもひとつの手か。

忘れるつもりは無いけどね。

絶対これからも言い続けてやる。

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