・爆豪くん！ ページ41
・
『ご馳走様でした！！』
飯「うむ！よい挨拶だ！」
なんか、無駄に喋りたくなっちゃうな。
その後、歯を磨いて鏡の前に立って髪を弄っていると、
爆「行くぞ」
爆豪くんに声をかけられた。
『え？』
爆「学校」
『一緒に行くの！？ほんと！？』
爆「はよしろや」
『はーい！』
近くにいたいつもの保須メンバーに声をかける。
『と、いうことでみんな、先行ってて』
緑「うん！じゃあ学校でね」
飯「色々な人と行動するのは良い事だ！では！学校で待っているぞ！！」
『はい！委員長！』
爆「チッ、一々大げさなんだよ」
『さぁさぁ行こう！！』
支度が済み、鞄を持って爆豪くんの横まで行く。
爆「ん」
『え』
爆豪くんが手を出した。
何その手。
爆「ん''！！！」
『え！？』
爆豪くんはぐっと眉間に皺を寄せてもう一度手を出すが、何かわからずオロオロしていると、
チッ、と舌打ちして私の手を取った。
『ひぃ』
爆「ひぃって何だ死ね！！」
『あ、あああの、この手は』
爆「いいから黙って繋いどけやクソが」
『繋ぐテンションじゃない……！！』
照れ隠しか何かだと思うけど、暴言吐きながらやることかいな。
まぁとりあえず握り返しておく。
爆「行くぞ」
『はーい』
なんというか、最近爆豪くんの雰囲気が少し変わった。
本当に少しだけ。雰囲気だけ。
大人っぽくなったというか。
仮免補講で何かあったのだろうか。
そんな事を考えながら横顔を見上げる。
爆「てめぇ、声戻ったんかよ」
『え？うん！戻った戻った！』
あ、そういえば爆豪くんに報告するの忘れてたな。
爆「………名前」
『ん？』
爆「名前言えや」
『……A』
急に話が変わった。
前を向きながら不貞腐れたように言う爆豪くんが、何を思っているか分からない。
大人しく自分の名前を言うと、ギロっと睨まれた。
え
なんでぇ
爆「そっちじゃねェわ………！！」
『そっちってどっち……』
爆「……俺」
……あ、ああ！
おけおけ、分かった。
『勝己！』
爆「そうじゃねェわ」
『え？違うの？』
爆「もういいわ」
『ええーなんでよ言ってよ爆豪くん』
爆「それだわ」
『え？』
爆「さっさと行くぞ」
『あ、待って歩くの速い』
ぐいぐい引っ張られて、学校に着いた。
爆豪くんの機嫌は戻っていた。
気まぐれだな爆豪くん。猫レベルに
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ほしいか(プロフ) - あすか。さん» コメント頂けて何よりです！ありがとうございます(o^^o) (2021年5月4日 22時) (
レス) id: a6bcddeca8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか。 - 既に投票済みです(無効)←( ＾∀＾)ニタァ…(もっと好評させろや) (2021年4月30日 0時) (レス) id: a7e581901d (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - なしなつさん» あぁぁぁぁ、とても嬉しいです、ありがとうございます！続編もよろしくお願いします！ (2020年7月6日 17時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - 蒲焼さん» 神作とは…！ありがとうございます！続編もよろしくお願いしますm(__)m (2020年7月6日 17時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - あぁぁぁあああもうずっときゅんきゅんさせて読んでました！！爆豪尊い… (2020年7月5日 18時) (レス) id: 9fe0c909f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしいか
| 作成日時：2020年6月6日 13時
