・間抜けの復活 ページ40
・
そしてそれからしばらく経った日の朝。
『んーー！！よく寝たぁ……』
って…………
『声出たァァァ！！！！』
自分でもびっくりするほど大きな声で叫ぶ。
その瞬間、隣の部屋からドタドタと足音が迫る。
ドアがドンドンとノックされた。
ドアを開けると、
『お茶子！！』
「A！！」
「『声出たー！！！』」
朝っぱらから、ドアの前で二人で抱き合う。
芦「どしたの〜……」
三奈も起こしてしまったらしく、欠伸をしながら出てきた。
『ごめん起こしちゃった？』
芦「うん、まぁいいけど……って、え！？」
『戻ったぜ！』
芦「ほんとだー！！わーい！！」
A組女子の中でも、割とテンション高い組で騒ぐ。
「「『やった！やった！やった！やった！』」」
もう一度言うが、早朝だ。
・
・
緑「良かったね、声戻って」
『えへへ〜ありがと〜デクくん〜』
飯「全く、君はいつもいつも、心配をかける事が趣味なのか！！」
『ごめんごごめんご。飯田くん』
轟「ん、良かったな」
『ありがとう！轟くん！』
いつもの皆と一緒に朝ご飯を食べる。
いやぁ、声があるって幸せ〜
エンデヴァーに言ったら今週からインターンも再開してくれるらしいし。
嬉しいことばかりだ。
ルンルン気分で朝ごはんを食べていると、デクくんが私に聞いた。
緑「そういえばずっと思ってたんだけどさ」
『ん？何？』
緑「なんで復元使わなかったの？使えなかったんでしょ？」
『……………』
緑「何かデメリットがあったの？」
『……………』
緑「………超野さん？」
『デクくん……』
緑「ん？」
『なんでもっと早く言ってくれなかったのぉぉ！！』
緑「ええ！？き、気づかなかったの！？」
『気づかなかったよーー！！！』
なんで気づかなかったの、私！！
そしてなんであの日に言ってくれなかったの！！デクくん！！
復元、最近全然使わなかったから忘れてたよ……
まさか治った日に言われるなんて……
緑「ご、ごめん、超野さん、何か訳があるんだと思ってて……」
『ううん、私が間抜けだった……』
デクくんを責めるのは違うよな。
ま、いっか。もう治ったし。
次から気をつけよ。
悩んだって仕方ないので、気を取り直して朝ごはんに戻った。
はぁ。
・
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ほしいか(プロフ) - あすか。さん» コメント頂けて何よりです！ありがとうございます(o^^o) (2021年5月4日 22時) (
レス) id: a6bcddeca8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか。 - 既に投票済みです(無効)←( ＾∀＾)ニタァ…(もっと好評させろや) (2021年4月30日 0時) (レス) id: a7e581901d (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - なしなつさん» あぁぁぁぁ、とても嬉しいです、ありがとうございます！続編もよろしくお願いします！ (2020年7月6日 17時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - 蒲焼さん» 神作とは…！ありがとうございます！続編もよろしくお願いしますm(__)m (2020年7月6日 17時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - あぁぁぁあああもうずっときゅんきゅんさせて読んでました！！爆豪尊い… (2020年7月5日 18時) (レス) id: 9fe0c909f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしいか
| 作成日時：2020年6月6日 13時
