・ハンカチ ページ39
・
だが、すぐに飯田くんによってストップがかかった。
飯「みんなー！！！心配だったのは分かるが！落ち着こう！！報道で見たろ？あれだけの事があったんだ。級友であるなら彼らの心を労り、静かに休ませてやるべきだ。体だけでなく、心もすり減ってしまっただろうから。」
そうだけど……そうだけど！！
飯田くんの言いたい事も分かるので、なんとかその場で耐えていると、
緑「飯田くん、飯田くん、ありがとう。でも、大丈夫！！」
デクくんが笑ってそういった。
飯「…………じゃあいいかい？」
飯田くんがメガネを直しながらデクくんに言う。
飯「とても心配だったんだぞ！！俺はもう！！ほんとにもう！！君たちがもう！！」
デクくんをこれでもかと揺すり始めた。
切島ぐ〜〜ん
お茶子ぉぉ〜〜
梅雨ちゃぁぁあん
デクぐ〜〜ん
と、心の中で言いながら四人に歩み寄る。
一番にお茶子に抱きついた。
茶「へ！？A泣いてんの！？」
そのままギュゥゥゥッッと抱きしめる。
梅「心配かけてごめんなさいね、Aちゃん」
お茶子を抱きしめていると、そう言って梅雨が頭を撫でてくれたので、梅雨ちゃんもそのまま抱きしめる。
茶「ちょ、、A…！！ぐるじい………！！」
梅「力が強いわ、Aちゃん……」
もぉぉぉ、本当に心配したんだからーー！！！
この二日間地獄だったんだからぁぁ！！！
あまりに強く抱き締めたようで、お茶子からヘルプが出され、
飯田くんに引き剥がされた。
飯「逆に君のせいで二人が怪我を負うぞ！！」
飯田くんに捕まりながら、次はデクくんの方へ向かおうと足をバタつかせる。
離してえええ飯田くんーー！！
すると、こっちに気づいたデクくんがわざわざ来てくれた。
緑「ただいま、超野さん」
そう言って笑ったデクくんにとうとう涙腺がぶっ壊れる。
緑「ええ！？あ、え！？」
声を出せずに泣くのって凄い苦しいから嫌なんだけど、それでも止まらない。
飯「超野くん！？」
私を捕まえていた飯田くんも驚いて私を見た。
心配だったんだよ…！！デクくん！！
ずびずびと鼻を啜っていると、涙が何かで拭われた。
ハンカチ………
緑「これ、超野さんが貸してくれたハンカチだよ。ありがとう。」
『っ、、』
む、むり………
緑「あれ！？」
飯「緑谷くん！！どうしてくれるんだ！！」
涙は止まるどころかますます溢れた。
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ほしいか(プロフ) - あすか。さん» コメント頂けて何よりです！ありがとうございます(o^^o) (2021年5月4日 22時) (
レス) id: a6bcddeca8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか。 - 既に投票済みです(無効)←( ＾∀＾)ニタァ…(もっと好評させろや) (2021年4月30日 0時) (レス) id: a7e581901d (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - なしなつさん» あぁぁぁぁ、とても嬉しいです、ありがとうございます！続編もよろしくお願いします！ (2020年7月6日 17時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - 蒲焼さん» 神作とは…！ありがとうございます！続編もよろしくお願いしますm(__)m (2020年7月6日 17時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - あぁぁぁあああもうずっときゅんきゅんさせて読んでました！！爆豪尊い… (2020年7月5日 18時) (レス) id: 9fe0c909f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしいか
| 作成日時：2020年6月6日 13時
