・スパルタ ページ30
・
エ「おい、行くぞ」
警察に敵を引き渡してきたらしいエンデヴァーがそう言ってどんどん歩いていく。
『え！？あっ』
「引き止めてごめんなさい！頑張って！サイン！！」
『あっはい、ありがとうございます！』
女の人にお礼を言ってエンデヴァーの後を追う。
あ、そういえば
『エンデヴァー、あの通り魔の個性なんだったんですか？』
「人に触れると、その人を立てなくするそうだ。」
『ええ、、危ない』
ってことは、あの女の人は腰を抜かしてた訳じゃなくて、個性ってわけか。
それで私に抱えられている間に解除されたってことかな。
これからはちゃんと個性確認してから撃退しなきゃかも。
エ「個性を確認するより先に」
エンデヴァーが、私の心を読んだかのように話し始めた。
エ「敵に個性を出させる暇も与えずに撃退することを考えろ。何もさせるな。」
『………はい！』
確かにそうだ。
今のは女の人が刺されそうだったから咄嗟にテレポートしたけど、
多分あの男が誰も捕まえてなかったら私はきっと千里眼で様子を見ていただろう。
何もさせるな。か。
エンデヴァーの言葉を心に刻んで、またパトロールを始めた。
「相変わらず遅い！！」
「俺がいなかったら人質は死んでいたぞ！！」
「今のは保護優先だ！！」
「とにかく状況判断のスピードを上げろ！！」
「まだ遅い！！」
「個性をもっとスムーズに扱え！！」
「そのままではプロは夢のまた夢だぞ！！A！！」
・
・
『だはーーー……………』
事務所に私のために置かれたデスクに頭をくっつけてため息をつく。
「お疲れ様、サインちゃん」
『お疲れ様です！』
隣の席のサイドキックの人に慌てて顔を上げて挨拶する。
「あ、いいよいいよ、伏せてて」
『いえ、大丈夫です』
こんなもんでへばってたまるか。
インターンは毎日ある訳ではないが、週末は当然、たまに平日にも食いこむ。
そしてその隙間には全て授業が入っていて、しかもインターン組は進度が遅れてしまう。
疲労は溜まるばかりだ。
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ほしいか(プロフ) - あすか。さん» コメント頂けて何よりです！ありがとうございます(o^^o) (2021年5月4日 22時) (
レス) id: a6bcddeca8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか。 - 既に投票済みです(無効)←( ＾∀＾)ニタァ…(もっと好評させろや) (2021年4月30日 0時) (レス) id: a7e581901d (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - なしなつさん» あぁぁぁぁ、とても嬉しいです、ありがとうございます！続編もよろしくお願いします！ (2020年7月6日 17時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
ほしいか(プロフ) - 蒲焼さん» 神作とは…！ありがとうございます！続編もよろしくお願いしますm(__)m (2020年7月6日 17時) (レス) id: d3ad79e9d3 (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - あぁぁぁあああもうずっときゅんきゅんさせて読んでました！！爆豪尊い… (2020年7月5日 18時) (レス) id: 9fe0c909f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしいか
| 作成日時：2020年6月6日 13時
