シマエナガは夢を見る Ⅲ (ページ41)

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慌てる君が可愛くてページ41

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《渡辺side》

徐々に顔を紅くするnora

『ごごごめんっ！！
いるって知らなくて！！』

え？いやそれ俺のセリフ...

『あぁ〜そっか！スキンケアか！
そっかそっか〜』

俺に目も合わせず
1人でベラベラと喋ってる笑

『あ私髪！髪洗ってなかったや！』

いや濡れてるし髪笑

『ももう１回入って来よーっと！』

う「いややめとけって笑
みんな待ってるから」

なんだかnoraの慌てっぷりが面白くて
こっちの恥じらいがどっかにいってしまった

近くにあったバスローブを手に近付くと
noraはくるりと背を向けて

『ほほんとごめんね！！えとその...』

「わーったから」

後ろからバスローブを掛けてやる

その時初めて気付いた
...痩せて骨張った体

胸の奥がぎゅっとなって
思わずそのまま後ろから抱き締めると
noraは僅かにびくりとして

『えと...どしたの？』

「お前痩せすぎ...」

『あぁ〜ずっと寝てたから...かな？ﾊﾊ』

「おかえり...
戻ってきてくれてありがとう...」

『あの時しょっぴーが泣きそうだったからね〜
戻らなきゃ！泣くなって言わなきゃ！って笑』

「なに？偉そーじゃん」

クスクスと笑うnoraが
可愛くて愛おしかった

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