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冗談だって言って ページ5
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《目黒side》
頭が回らない
え だって
さっき ホントついさっき
また明日って
笑って 手 振ってたのに
突き飛ばされたって どういう事...？
きっと 大したことなくて
また笑って『ケガしちゃった〜』って
しょっぴーと2人で
脅かそうとしてるだけでしょ？
いつも場を盛り上げてくれる
佐久間くんもこーじも
黙り込んで険しい顔してる
阿「めめ 信じよう 大丈夫だって」
隣に座る阿部ちゃんが
いつの間にか震えてた俺の手を
ぎゅっと握ってくれたけど
その阿部ちゃんの手も
僅かに震えていた
助手席では
ふっかさんがしょっぴーと電話してて
時々 運転してるマネージャーに
状況を伝えながら
「すぐ着くから」「大丈夫だから」と
宥めているようだった
きっと そう遠くはない病院だったはずなのに
その道のりが スゴく長く 遠く感じた
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作者名：N0RA | 作成日時：2024年1月26日 4時
