気付いてないけど ページ35
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《深澤side》
なべが一頻り泣いたあと
照が急いでnoraに酸素マスクをつけて
阿部ちゃんがベッドに寝かせていた
なべもnoraの横にくっついて離れないし...
おやおや？ なんて思っていると
残りの5人から まだかと電話で急かされた
「やべっ 5人のこと忘れてたわ笑」
もう来ていいとメッセージを送れば
飛んで来たのか?! って思うくらいの速さで
病室の戸を叩く音が響いた
「「noraっ／noraちゃんっ」」
力無く笑む姿に
またコイツらも涙でボロボロになった
佐「全っ然 起きないからさぁ〜
すっげぇ怖かったんだからなぁ？！」
向「も〜王子様のキスやないと
目覚めんのかと思ったや〜ん！」
ラ「え その場合 王子様って誰なの？？」
宮「え...俺 かな？？」
目「舘さんは王子じゃなくて王でしょ
ていうか...退いてよ３人とも」
向「そーやん なんで離れへんの？！
俺達がnoraちゃんと触れ合えへんやんっ」
そう 離れない
5人が来ても離れないっ
ほら noraだって
眉下げて苦笑いしてる
『照くん 阿部ちゃん しょっぴー
お願い...ね？』
そんなnoraの頼みに
渋々席を立つ3人
ラ「noraちゃーんっ 会いたかったぁ！」
向「いや 何回も会っとったやん！
でも...ほんま嬉しいっ...ｸﾞｽｯ」
佐「まーた泣いてんなぁ笑」
宮「姫 退院したら
美味しいものいっぱい作ってあげるね♪」
目「おはようnora 寂しかった....」
代わる代わる話し掛ける5人と
それを 眉間に皺を寄せて
ソファーから見てる3人
あぁ〜これは...ヤキモチか？？笑
どうやら noraが眠ってる間に
新たな気持ちが芽生えたらしい
本人達はたぶん自覚無し 笑
俺は 5人がわちゃわちゃしてる
ベットサイドへ行き
noraに「大変だねぇ〜色々♪」と呟いた
もちろん noraはわけも分からず
キョトンとした顔で俺を見つめてきて...
あ 俺も例外ではないな
と気付かされたのは 内緒 笑
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作者名：N0RA | 作成日時：2024年1月26日 4時
