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守られたのは ページ12
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《渡辺side》
袋の中からは
一つ一つ 巾着に入ったブレスレットが...
そしてそのバングルには
メンバーカラーの石が埋め込まれ
名前が 刻まれていた
渡「...んだよ これ...」
岩「これを 守るために手をつかなかったのか」
嬉しくて 哀しくて
笑いながら涙が溢れた
渡「...バカじゃん...」
滝「ホント 馬鹿だよアイツは
コレが落ちたところで壊れはしないのにな...」
滝沢くんも目を赤くしてそう言った
渡「嬉しいけど...だけど
自分の命守れよ...なんでこんな...」
もう一度 そのブレスレットを袋に詰めて
滝沢くんはそっと照に渡した
滝「受け取って くれるか？」
岩「もちろんです」
照は 汚れた紙袋を両手で握り締め
額に当てながら小さな声で
「ありがとう...」と呟いて涙を流した
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作者名：N0RA | 作成日時：2024年1月26日 4時
