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君が眠った理由 ページ11
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《渡辺side》
滝「警察の取り調べが終わって
noraの荷物を返して貰えたんだ」
そう言って 大きな紙袋にまとめられた
あの時 noraが持っていた荷物を
滝沢くんは1つ1つ机に出しながら話し始める
滝「オカシイと思ってたんだよ
あの運動神経のいいnoraが
あんな大怪我するなんて...」
岩「確かに...不意打ちとはいえ
多少は受け身を取れたはずってことですよね？」
滝「あぁ 車にはねられたならまだしも
階段を転げ落ちたんだからな」
渡「なにか 理由が...？」
一通り荷物を出し終えると
滝沢くんは小さな紙袋を手に取った
滝「...これだよ
これを知らせたくて お前達を呼んだんだ」
その小さな紙袋は
半分以上紅く染まってしまっているけど
あのターコイズブルーの袋だった
滝「今日やるって言ってた配信
noraにとって最高の記念日にしようって
言ってくれてたんだって？
電話で物凄く嬉しそうに話してたよ
たぶん その時に渡そうと思って
用意したんだろうな
ほら これ」
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作者名：N0RA | 作成日時：2024年1月26日 4時
