シマエナガは夢を見る

私らしく ページ47

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滝「お前はお前らしく ありのままでいろ

その帽子 もう要らないよな？」


入所してからずっと
キャップを目深に被って男の子を装い
表情を隠してきた


それから...


滝「髪 伸ばしてるんだろ？
いつか辞める日が来た時に 記者に追われない為に...

noraの事だ 自分に注目が集まる時間が無駄だから
それならもっと他の奴らに注目して欲しいから
...そういう理由だろ」


私は 1度ギュッと帽子のつばを握ると
ゆっくり それを脱いだ

すると 支えを失った長い髪がサラリと落ちる


深「うわ....女の子だ...」

佐「全っ然イメージ違う」

舘「綺麗だね」

岩「え...ちょっと待って」

阿「ん？どした？」


岩本くんは
驚いた様子で私に近付いてくると
やっぱり！と小さな声で告げて


岩「ジムの シルバニアの...だよね？！」

佐「おぉ〜単語だけ並べんな！笑」

『あ あぁ〜すみません！
SnowManの岩本さんだったとわ』

舘「なに？知り合い？」

岩「俺の行きつけのジムで
シルバニアきっかけで話すようになった子がいて」

渡「へぇ〜 んで気付かなかったんだ笑」

岩「いや 分かるわけないだろ笑」


そんな感じで 何故か
私の問題など棚に上げて
普通に喋っている6人


滝「ほら この通り問題ない笑
こいつらは気にしちゃいないよ」




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