別れの時 ページ28
全員が集った大広間
しっかりと正装した面々が
それぞれの物語へと還る準備は出来ていた
Mr.Vが杖で床を叩けば
コンコンと乾いた音が響き渡る
V「皆 揃っているね」
皆がVの方を向く
先程までお酒を酌み交わし
賑やかだった者たちとは思えないほど
妖しくも美しい まさに
ヴィランズと呼ぶに相応しい空気を纏っている
V「今年も素晴らしい働きをしてくれた
お陰でたくさんの人間達を
こちらの世界へ引き摺り込むことが出来た
この場を借りて礼を言おう」
Vのその言葉に
隣りに居たスキャターも深々と頭を下げる
V「これから君達は
君達が在るべき世界へ
在るべき物語へと帰って行く
それぞれが交わることは無いだろうしかし
此処で共に過ごした日々は
私は決して 忘れないよ なぁスキャター」
ス「もちろんです！
私も絶対に忘れません！もしまたいつか
会えるその時があれば
また スキャター！と呼んでやって下さいっ」
目を潤ませながら
声を震わせながら話すと
スキャターはリクルーター達を見渡す
この大広間に集い
始まった秋が 終わった
ヴィランズとは思えないほど
泣いたり笑ったり...
皆で過ごしてきたこのホテルとも
もう お別れだ
Vが再び杖を鳴らすと
大広間の入り口の
大きな扉が妖しく光り出す
V「さぁ諸君 別れの時だ
この扉を潜れば それぞれの世界へと繋がっている
せっかくだ いつもの別れの挨拶をするとしよう」
アップルポイズンは毒林檎を撫で
ファージャは長い黒髪を払い
ホックは右手のフックに口付けをし
ジャックハートは被っているハットの縁をなぞる
プリティ・スカーは片手を腰に据え
ハーデスは扇子を口元に翳し
マルフィは手鏡で髪を整え
ダルメシアは襟元をキュッと正す
エイトフットは指を噛み
ヴェールは自慢のベルを鳴らし
noraは巻貝の首飾りに触れながら深呼吸した
V「スキャター いつもの 頼むよ」
ス「はいミスター！それでは皆さん
また 会う日まで！せーのっ」
「「「HappyHalloween！HappyVillains！」」」
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Line - 検索より失礼します。ディズニーでもハロウィンの季節になり、久しぶりに手下の小説を読み始め、この作品に出会いました。とても面白いです‼夢中になって一気読みしちゃいました！お体にはお気をつけて、更新頑張ってください！楽しみにしています。 (9月22日 17時) (
レス) @page15 id: 409bb2f996 (このIDを非表示/違反報告)
N0RA(プロフ) - yit高梨アヤメ@新垢さん» お知らせ頂きありがとうございます!! 外したハズなんですが( ˃ ˂ ) 気付かなかった💦本当にありがとうございました!! (8月23日 17時) (レス) id: 1fc34909ae (このIDを非表示/違反報告)
yit高梨アヤメ@新垢(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (8月21日 13時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
N0RA(プロフ) - ヴィランズ尊くて無理さん» コメントありがとうございます！楽しみにして頂けてとっても嬉しいです(´；ω；｀) 最終章だというのに亀更新 申し訳ありません(;_;) (8月6日 16時) (レス) id: 1fc34909ae (このIDを非表示/違反報告)
ヴィランズ尊くて無理 - 続き楽しみにしてます (8月6日 6時) (レス) @page7 id: 3b56fa98f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：N0RA | 作成日時：2023年7月14日 22時
