ひとりぼっちの人魚姫

想い【ジャックside】 ページ44

今朝は少し早く目覚めた
久しぶりのリクルーティング
エンターテイナーの僕としては
ワクワクが止まらない！

そろそろダルの散歩の時間
きっと今日もnoraを誘うだろうから
先回りしてやろうと
急いでnoraの部屋へ行く と

ダ「あれ？？おはようジャック！
今日はやけに早いね〜いつも僕が呼びに行くのに」

先回りするつもりが
結局廊下でダルに会ってしまった
ジ「あぁ〜あ ダルより先に
noraを誘いに行こうと思ったのにな」
ダ「あ！抜け駆けは許さないぞ」

もしかしてダル 君もnoraを...？

ジ「君だって ここに居るってことは
同じじゃないか」
ダ「それもそーか ま！とにかく
一緒に起こしに行くぞ！」

そう言って走り出すダルを追いかける

nora 寝ぼけて出てくるかな？
髪 ボサボサかな？
どんな格好で寝てんだろ

そんな事を想像すると 楽しくて
口元が緩んでしまう


先に着いたダルが扉を叩いている
けど...出てこないみたいだ


ダ「ん〜まだ寝てるのかなぁ？」
ジ「開けちゃえ！！」
ダ「え？！！女の子だよ？！」

バンッ！ダルの言葉も聞かず
勢いよく扉を開ける
いや というか鍵かけてないのかよ！

ジ「nora〜おっはよ〜♪...アレ？」
ダ「いないねぇ？1人でお散歩？？」

大広間も談話室も通ってきたけど
誰もいなかった じゃあ何処に？


「おい 朝からうっせェんだよお前ら」


背後からそう言ってきたのは

ダ「エイトフット！！
そっか お隣だったな」
エ「でけェ声出すんじゃねェよ
起きんだろォが アイツが」

アイツ？？？アイツって？？まさか...

ジ「まさか nora そっちに寝てるのか？」
エ「ん？あぁ〜仕事 手伝ってもらったからな
疲れたのかそんまま寝ちまった」
ダ「一緒に寝てたのか？！」
エ「まぁ〜ベッド1つしかねェからなァ」

後輩だから？同じマスターの手下だから？
だとしても アイツらだって
まだ知り合ったばっかなんだろ？
なんか ムカつくなぁ...

ジ「じゃあ 起こしに行こ〜っと♪」
エ「なッ！だから 疲れt ジ「だって
noraだって準備あるだろぉし？
もう一度ダンスも確認したいだろぉし
それとも...エイトフット 君がもう少し
noraと居たいんじゃないか？」ッ! ...たく
勝手にしろ 書類には触んなよ」

あれ？図星だったかな
だとしたら...僕も負けてられないなぁ
僕に比べたら 君とnoraの距離は近すぎる
だけど 絶対に譲らない だって

noraは 僕のアリスにするんだから

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