もう一度恋してみませんか？２【K・N】 (ページ12)

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56 kiss再びページ12

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えっ？
ええっー！
嘘でしょ。
何？
なんでまたキスなの？。

何を考えてるのか理解に苦しむ。

慌てて離れようとしたら、頭を抱えられて身動き取れない。
二度目のキスは、この前よりも激しくて、不意打ちに驚いている隙に、舌が口内に滑り込んできた。

呆然としている隙に、舌を絡めとられ強く吸われて息苦しい。

「んっ…。」

両手のひらで胸を押して離れようとしたけど、片方の手が腰に回り、グッて引き寄せられて身動きとれない。
華奢な身体つきなのに、やっぱり男の人なんだ。
力が強くて抵抗ができない。

頭の中も混乱して来て身動きとれないうちに、いつの間にか執拗に絡まってくるその舌に答えてる自分がいた。

この人、本当にキスが上手い。
経験が少ない私でもわかるほど、
いつの間にか二宮和也のキスに溺れてる。

キスって、相手に対して恋心がなくてもこんなに気持ちよくなれるものなの…

ちがうよね。
私、昔この人に恋心抱いてたから。
だからかなぁ…
気持ち良く思えるの。

気持ちいい…

キスだけでイケるって本当かなぁ…

そんな事まで思ってしまうほどのキス。

『はい！おわりー！。』

いきなり唇が離れて、非情な声

『貴女さぁ、Kissしながら何考えてたわけ？。ちっとも心が入ってないKissなんて、つまらない。明日までに、俺を夢中にさせるKissを考えて来なさいね。これ、今日の宿題だから。』

二宮和也は、それだけ言ったら私に背中を向けて、またパソコンに向かった。

えっ？何それ？。

「ちょ、ちょっと！。宿題って何？
そんな宿題あり得ないでしょ。」

思わず反論

『あり得ますよ。だって言ったじゃない。作品書くために協力するってさ。
あなた達、俺に恋愛小説書かせたいわけでしょ。だったら協力しなさいよね。』

背中を向けたまま二宮和也が話す

「協力はします！。協力はするけど、キスとは関係なくありませんか？。」

『そうかなぁ、俺は関係あると思うよ。』

言葉が終わった瞬間に目の前に二宮和也の顔が…

「アッ…」

瞬時に腰に手を回し、引き寄せられて、二宮和也の膝の上

そのまま唇が重なった。

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