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七十一話 ページ29

あれから片桐くんと私の家に帰った



片桐くんは私があの暁組の娘って知って驚いてたけど、笑ってくれた




玄関を開けると、片桐くんを見た組の人が叫んでた




“ぎゃぁぁぁ!お嬢に男がァァァ!”

“お嬢が傷だらけ!?

おいてめぇ!お嬢に何しやがったんだ!”




など、いろんなことを言いやがったので
デコピンした




父「おう、ゆりの彼氏か………ゆりをよろしくな」

片桐「はい、ゆりとお付き合いさせて頂いてます、片桐智司です。」




なんて、なにこれ

娘さんを下さい的なの?

恥ずかしいんだけど




『か、片桐くん!私の部屋に行こう!

手当しないと』



父「智司、いつでも来ていいからな

ゆりを、護ってやってくれよ」


片桐「はい」





ほんと、その会話やめて

すごく恥ずかしいんだけど





片桐「……ゆりの親父も、相当強いんだろ?」

『うん、そうらしいよ!』



それから片桐くんと他愛もない話をしながら手当をし合った



片桐「それじゃあ、俺は帰るな」

『うん……ありがとう、片桐くん!」

片桐「………本当に、ごめんな、髪の毛……」

『!大丈夫だよ!……短いのは、似合わないかな……』


片桐「……いや、似合ってる」




フッと笑って帰って行った




『かっこいいよぉぉぉぉ!!!!!』




きゃーーー!!

て叫んでたら父さんから頭をペシっと

軽く叩かれた




父「智司、いい男じゃねぇか

あんないい男はなかなかいねぇぞ

手放すなよ」



『片桐くんよりかっこいい人はいないよ!

絶対に放してやらないさ!大好きだもん!』






ねぇ、片桐くん


大好きだよ………!!!





世界の中心で愛を叫ぶ

ならぬ

世界の中心で片桐くんへの愛を叫ぶ


だね!!!

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作者名:僕達はエンジェル | 作成日時:2019年1月7日 0時

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