第二の扉 ページ3
｢なんだよ、これ…｣
板見が、扉に刻まれている、ある文字を見つけた。
｢…4A？｣
｢どういうことだ？｣
その｢4A｣という言葉の意味は誰一人として意味を知るものはいなかった。
｢とりあえず開けてみて、それから判断しましょ。｣
そう藍川が言うと、今まで座っていた山咲達は、また立ち上がった。
｢開けるよ｣
ギィッ…
鉄の扉を開けると、そこにはまた前回と同じような部屋があった。
(入るしかない)
そう思ったのであろう山咲は、扉を開けて中に入ろうとした。
だが、矢野がその手を止めた。
｢待って。まだ行かないで｣
｢なんで？｣
｢みんなが揃ってない｣
｢…え？｣
｢どういうこと？｣
矢野の一言に耳を疑った山咲と藍川は、顔を見合わせる。
｢あぁ…実は｣
ダダンッ！！！
板見が説明しかけたところで、何者かが扉に突進するような音が聞こえた。
｢なんだ！？誰だ！？｣
だが、その質問には答えず、ただただ突進するだけの音が響いた。
怖くて震えながらも、扉に近づく。
扉の向こうには誰がいるのだろう…
突進する音の中に微かに聞こえる声を聞き取ると、｢助けて！開けて！｣と聞こえた。
それを聞いた山咲は、その扉を開けるまいと、急いでその扉を開けた。
｢はぁっ…はぁっ…ありがとう……｣
｢えっ…!?｣
全員が、(誰？)と思うほど、その人はどんな人だかわからなかった。
扉の向こうから現れた人。
その人とは……!?
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ゆーる(プロフ) - 西木野 にこさん» ありがとうございます!!コメントの返し方がわからずやっとのことで返信できました(/Д`;これからも読んでくださると嬉しいです(^^♪ (2015年6月22日 17時) (
レス) id: 39d7a499b3 (このIDを非表示/違反報告)
西木野 にこ - プリ画で見ました！この小説面白いですね。これからも読むので最新楽しみにしています。がんばってください。 (2015年5月8日 22時) (レス) id: ecb3bd9349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーる | 作成日時：2015年5月6日 20時
