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そこからは小さな嫌がらせをアイは受けていて。
私はただ何も出来ないままでいた
『…本当に言わなくてもいいの?』
「うん、こんなのへっちゃらだよ」
アイはわらった。
アイは例え私の前であっても弱みを見せない
どこまでも完璧なアイであろうとする
やっと近づけた筈のアイが遠い存在に見えて。
どんどん私達の距離は遠ざかっていくようだった
「なっ、何で!」
ある日、一人のB小町のメンバーがアイの化粧品を盗んだ事が社長にバレてクビになった
そうなれば誰もアイに嫌がらせなんて出来る訳がない
誰だって、自分がクビになりたくないから。
これで嫌がらせが収まる。アイとまた仲良く話せる、なんて。
ーーーーーー
B小町の少女達は思考を巡らせる
アイに嫌がらせが出来ない。
ならこの鬱憤を晴らすためにはどうすればいいか。
そこである考えに辿り着いた。
そうだ、あのアイの友達を、Aをターゲットにするのは?
人間とはどこまでも残酷で、醜くて、そして美しい生き物だ。
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りこまる - 面白い! (12月23日 18時) (レス) @page11 id: 9a77c9521c (このIDを非表示/違反報告)
夜空ゆーたお(プロフ) - 続き楽しみです!!! (6月3日 2時) (レス) @page8 id: d76bc8bfcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒宮 | 作成日時:2023年5月6日 15時