Per sempre insieme 【おそ松さん】【ハイキュー】【黒バス】 (ページ9)

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第九発ページ9

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p.m.2：15

この時間帯になると、物音ひとつしない静寂と暗闇に包まれる。

とある建物内では、警備が厳重にされ、灯りが直も点いていた。

その中の一室で異様に大きいアメリカンサイズのハンバーガーの山をがっつく大きな男と、小柄で影の薄い男が二人いた。

「火神君、そろそろ行かないと」

「わーってるよ黒子！！…今食ってるから、先、行ってろ。」

「いつも直ぐに来ないでしょう。」

呆れ顔で言うのは黒子と呼ばれた男。

「全く。何処にそれだけの量が入るんでしょうか。」

「いーだろべつに。お前だって、もっと食わねーとやってらんねーぞ。」

「僕は火神君みたいに食欲旺盛ではないんです。早く行かないと、先輩達に怒られるでしょう。」

そう黒子に言われるとビクッと肩を揺らすもう一人の男、火神。

「……それはヤバいか。」

「はい。誰がどう考えてもヤバいでしょう。」

「あの人のクラッチタイムは嫌だからなぁ。」

「前のはもはやアジト半壊する勢いでしたからね。あの時の顔はかなり怖かったです。」

「さっさと行くしかねーか。」

よっ、と言いながら立ち上がった火神。素早く中身を口に入れ、ハンバーガーの包み紙を近くのトラッシュケースに放り込んで黒子と歩き出した。

「さて、次は腕のなりそうな仕事か…」

「あ、きっと火神君も気に入ると思いますよ。」

「何だよ、内容知ってんのか？」

「知ってるも何も、この間言ってたでしょう。まさけ、聞いてないんですか？」

「多分そうだな。何だった？」

「はぁ。」

呆れ顔でため息をつく黒子。

「あの子のことですよ。例の。」

そう言った瞬間、火神の目の色が変わった。

「…ああ、彼奴か。」

「はい。ちゃんと聞いてくださいよ。何時も人の話を聞いてないんですから。」

「いや、俺結構聞いてるぜ？」

「じゃ何でこの事は聞き逃してるんですか？今から説明を…」

ドーーーーーーーーン！！！！！！！！

突然の爆発音。それと共に来る地響き。二人は緊張感を走らせ音のした方に足を進める。

「今の何だ黒子！！」

「さあ、でも多分、敵襲…」

「こんな時に、面倒くせぇっ！！」

と、二人はそれぞれ武器を持ちながら走り去って行った。