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吉岡視点
家康「やめろ！！」
理事長「目を、覚まさんか。貴様の手は誰かに差し伸べる為にあるんじゃない。我がものを阻むもの、それを木っ端微塵にする為にあるのだ」
違う、家康だって差し伸べる為にある。
理事長「さぁ家康、此方側へ戻ってこい。友情等はすぐに消え去る。血には抗えんのじゃ。血に従え！！」
頭がおかしい。
それでも家康は、理事長の言葉で考えが揺らいでいた。
光秀「家康くん…？」
家康の腕を、光秀が掴んだ。
だけど家康は無理矢理振り払った。
駄目、絶対に、彼奴の言葉なんかに踊らされたら。
1度振り払われたその手で、光秀はまた腕を掴んだ。
光秀「僕は信じてる！君を信じる僕を、僕は信じる！！」
家康「明智…」
鑑興「聞いてて腹立つよそれ。血に抗えないって、それは君の価値観じゃないの？」
うちの肩を掴む鑑興の手が、不意に強くなったのがよく分かった。
『っ家康！！あんたんそん手は！！誰かに暴力ぅ振るう為じゃねえ！あんたも、差し伸ぶる為にあるんちゃ！』
家康「鑑興…吉岡…」
血に従う？バカバカしい。
家康にだって、心がある。
自分の価値観ばっかり押し付けやがって…！！
すると1つの影が近づいてきた。
それはあの甲冑野郎で、刀を握りしめてこっちに向かって走ってきた。
みやび「Aちゃん！！鑑興くん！！」
死を覚悟して、目を瞑る。
それでも、攻撃は来なかった。
恐る恐る目を開ければたっていたのは家康だった。
光秀「家康くん…？」
『家康…っ？』
理事長「バカタレが」
鑑興「な、なんで…」
抜かれた刀の先端に、家康の血と思われしものが付いていた。
うちを庇う必要性なんて、なかったじゃん…なんで？？
抜かれた衝撃で家康はそのまま倒れる。
それを光秀と信長が支えてくれた。
家康「悪くないもんだな…誰かの、盾になるのも…」
喋ったら傷口が広がる。
光秀「家康くん…っ？」
家康「なぁ、信長…っ。俺たちは、なんの為に生まれてきた…俺達が…生きてきた意味は、なかったのか…？」
信長「その意味も、見つけるのだ」
家康「次に、生まれて来たらっ…お前とはっ…」
信長「もう、友だ…！」
信長は家康の手を、しっかりと握る。
待って、やだ、お願い、やめて。
家康「明智、鑑興、吉岡…ありがとうなっ…信じてくれて…っ」
鑑興「家康、君…？」
光秀「家康くん…？？」
家康はそれだけ言って、静かに目を閉じた。
『なぁ、嘘でしょ？ほら、起きてよ。ねぇ、ねぇ！』
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死兎(プロフ) - モノトーンさん» モノトーンさん！コメントありがとうございます！！楽しみだったなんてそんな嬉しい…！！他の小説も頑張って行きますよー！！🥰 (2022年9月29日 20時) (
レス) id: 8d3efc1734 (このIDを非表示/違反報告)
モノトーン - コメント失礼します！完結おめでとうございます！毎日この小説を楽しみに読んでいました！本当にお疲れ様です！他の小説でも頑張ってください！ (2022年9月29日 20時) (レス) @page26 id: 3da0662191 (このIDを非表示/違反報告)
死兎(プロフ) - 余ニさん» あっあっあ、ごめんなさい！！保存するときちゃんと確認してませんでした…指摘していただき有難う御座います！！ (2022年9月19日 17時) (レス) id: 8d3efc1734 (このIDを非表示/違反報告)
余ニ(プロフ) - お、り、ふ、らたってる…たってますよ (2022年9月19日 16時) (レス) id: 7bc73c8e67 (このIDを非表示/違反報告)
死兎(プロフ) - ぴーなっつくりーむさん» すずさんー！！有難う御座います！！面白いだなんてそんな嬉しい言葉頂けて感謝しかないです！！！これからも頑張りますね！！ (2022年9月19日 15時) (レス) id: 8d3efc1734 (このIDを非表示/違反報告)
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