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吉岡視点
井伊は何故裏切ったのかを話し始めた。
纏めると全ては本多酒井榊原の為。
この学校がもし徳川の手に落ちた時、守る為の保険だったらしい。
そして今回の旗印戦。
負けから勝ちに上がった3人が、もし参加資格を失えば徳川が狙われなくなると思ったんだと。
井伊「後お前もだ吉岡」
『うち?』
井伊「…嗚呼」
え、なんでうち…?
嫌ってるんじゃなかったの?
井伊「こいつは、信長は最後まで自分の手で扉を開けようとしなかった。待っててくれたんだよ。俺の考えが変わるのを」
反省して、裏切るのを止めることをずっと待ってたって事か。
『…うち??』
井伊「お前、何時まで言ってんだよ」
だってそんな素振りなかったじゃん!?
驚くのも無理なくないかな!?
信長「俺に人を束ねる才があるかどうか、それはまだ分からん。だから共に戦う仲間を信じるだけだ」
信長はそう言って、みやびちゃんとうちの前に来た。
仲間を信じる…それが和の心に繋がるって事か。
信長「信じたもん勝ち…だったか?」
みやび「信長くん…」
『信長…』
笑う信長に安心して、ふと笑みが零れた。
そんな和やかな空気をぶち壊すのは彼奴ら。
今川「聞いちゃいられねぇぜ!」
音楽ホールと反対側からジャージ軍団を引き連れ今川と真田がやってきた。
酒井「今川、真田?」
榊原「なんだよそいつら」
そうか、知らないか。
あれ、てか竹中は??
今川「お前達の負けはもう決まってんだよ!!」
短気は損気って言うのになぁ…。
信長「みやび、A。下がってろ」
『はぁ!?こげな目ん前に絶好んチャンスがあるにぃ、引き下がれと?ちいと見くびりすぎじゃあねえかなぁ…
(はぁ!?こんな目の前に絶好のチャンスがあるのに、引き下がれと?ちょっと見くびりすぎじゃあないかなぁ…)』
信長「うつけが…」
『物陰にいなね、みやびちゃん』
みやび「はい!」
と言うか、井伊が寝返った後の事まで考えてたか。
この準備の良さは多分、竹中が言ったんだろうな…。
今川「残念だ井伊、俺たちはお前を信じてたって言うのに」
井伊「残念なのはこっちだよ。俺に任せるって言ってよ。結果援軍まで集めてるじゃねぇか。一体何処が俺の事信じてたって言うんだよ馬鹿野郎!!」
うわ珍しい。
こりゃ相当頭に来てるな…。
真田「あぁぁぁぁ!!!…ぬかせ!」
発作…?
井伊「ここから俺は、俺の事を信じてくれる奴と行動を共にする」
良い奴だなお前。
信長側につくのか。
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スイちゃんですよ〜☆ - おもろいです!!!!続編にレッツゴー(○°^^ω)°○ワァァァァァァァァァァ (2023年1月23日 12時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
死兎(プロフ) - 琉闇さん» 夢主ちゃんは一体どちらにつくのか!!!(全然大丈夫です) (2022年9月4日 9時) (レス) id: 8d3efc1734 (このIDを非表示/違反報告)
琉闇 - おぉ、、、展開が面白くなってきたぁ!!!(タメですみません) (2022年9月4日 8時) (レス) @page24 id: 35b5a8b377 (このIDを非表示/違反報告)
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