もっとも勇敢だったと言われる女武将、此処に参戦っ！！！ー2ー【新・信長公記】

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吉岡視点

黒田「よう信長」

信長はうちとみやびちゃんと黒田の顔を見て笑った。

信長「あの張り紙は貴様らの仕業か」

黒田「話が早くて助かる」

信長「何故協力すると決めた？」

階段を数回登って聞く信長に、黒田は静かに答えた。

黒田「野心家ってのはさぁ…。負けてる方に手を貸して、名声を得たいものなんだよ」

信長「…うつけが」

これは残りの裏切り者を炙り出すもの。

黒田「家康にお前はなんて言われた？」

今川や明智以外にも裏切り者はいる。

そして裏切り者達は自分達から持ちかけてきた、そう小さく言った。

黒田「つまりは裏切り者達はグルじゃない。それどころか自分以外の裏切り者が誰か分かっちゃいない。きっとあの張り紙を見た時裏切り者達はこう思っただろう。"自分以外にもいるなんてー！"。…さあ奴らはどうすると思う？」

信長「…誰が裏切り者か探し出し手を組もうとする、か？」

黒田「本物の裏切り者は、必ず俺とAに近づいてくる」

信長「…Aに？」

『三人以外にどっちについたかなんち言うちょらん。まだ裏切り者か違うかっち疑うちょん時なんちゃ
(三人以外にどっちについたかなんて言ってない。まだ裏切り者か違うかって疑ってる時なんだよ)』

信長「その疑いを逆手にとるのか」

そうすれば裏切り者はうちが味方だと勘違いをする。

勿論みやびちゃん達の方にも積極的に関わるようにするけど。

話をしていれば一つ階段を登ってくる足音がする。

黒田「身を隠しておけ」

そう言われた二人は今いる所よりもう1つ上の階段へ移動した。

うちと黒田は逆にもう1つ下の階段で待った。

井伊「探したぜ」

来たのは井伊。

黒田「やっぱりお前だったのか」

『はぁ…』

井伊「一緒にPBB作戦潰そうぜ。なぁ？黒田、吉岡」

頭の包帯を取りながらそう言う井伊。

結局あれは自作自演で合ってたって事か。

だけど、仲間であるあの三人をも裏切った？

そんな疑問を抱えながら、作戦を遂行していく事にした。



















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〜4話終了〜

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