もっとも勇敢だったと言われる女武将、此処に参戦っ！！！ー2ー【新・信長公記】

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吉岡視点

本多の言う通りまたいつ裏切り者が阻止しようとしてくるか分からない。

伊達「そう言う君が裏切り者だったりしてな」

本多「何言ってんだよ！俺が、井伊をやる訳ねぇだろ！」

伊達「日下部、此奴を占え」

みやび「え、占い？」

裏切り者かどうかな、と伊達は言った。

確かに占いをすれば分かるかもしんない。

黒田「争ってる場合か」

本多「おい黒田、そう言うお前も怪しいんだよ！」

榊原「お前が裏切り者だって可能性も多いにあるけどな」

酒井「てめぇみてぇな曲者がな、1番怪しいんだよ！」

『あんたら纏めようとしちくれちょんのに何ちゃそん言い方…！！
(あんたら纏めようとしてくれてるのに何だよその言い方…！！)』

榊原「うるせぇ！吉岡、お前だって裏切り者の可能性は多いにあるだろうが！！」

ハッキリしてないからこの言葉は本当に刺さる。

酒井「ていうかな、お前ら皆怪しいんだよ！」

それを言い出したらキリがないだろ…。

徳川はこうやって輪を乱す事が目的なのに、まんまと引っかかってる…。

前田「なんだその言い方は」

毛利「怪しいのはお前の方じゃ！」

酒井「なんだモジャモジャ！」

前田と毛利が酒井榊原と揉め始める。

このままだと本当に酷い予感がしてきた。

『裏切り者は錯乱さする為にあるかんしれんのやど！？そげえしち無闇矢鱈に疑うちょん
(裏切り者は錯乱させる為にあるかもしれないんだぞ！？そうやって無闇矢鱈に疑ってる)
t((伊達「くだらん。失礼」は？おい伊達！！』

呆れた伊達は帰ってしまった。

毛利と前田も続いていなくなる。

そして本多、酒井、榊原も帰ってしまった。

裏切り者と言うもののせいで皆バラバラ…纏まることなんか無理だったのかな…。

後ろで信長に何かを話していた黒田も帰っていく。

『みやびちゃん、とりあえず座ろ？』

みやび「折角クラスが1つになりかけたのに…」

『まぁまぁ』

信長「そんな暗い顔をするな」

みやびちゃんを宥めて神社の階段に座る。

これじゃあ決断、出来ないよ…。

信長「Don't cryだ」

みやび「はい…」

『えぇ…今？』

こんな時までダジャレを言うのは場が悪すぎる。

信長「…そんなに上手くなかったか…」

『え、』

あ、本当にうちらを励まそうと…？

普段助ける所で助けてくれないから分からないじゃん。

みやび「信長くん…」

『…ごめん』

暫くの間、うちら3人がの中に沈黙が走る。

占い、か…。

ん？占い…？

みやび「『良いアイデアが！』」

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