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吉岡視点

明智「A、さん…?」

『あ、そげえ深う考えんじいいんちゃ!?どげえするんやろうかーっち思うただけ
(あ、そんなに深く考えなくていいんだよ!?どうするのかなーって思っただけ)』

明智「僕は多分、何も出来ない気がします…」

『そっか』

信じられなくなっても何も出来ない、明智らしいっちゃらしいなぁ。

明智「あの、Aさんは?」

『うち?トラウマ』

明智「…へ?」

ニッコリ笑って言うと、間抜けな声が聞こえた。

『もう隠し通する気がせんけん言うよ、うちに何があったんか
(もう隠し通せる気がしないから言うよ、うちに何があったのか)』

そう言って、昔の…過去の話をし始めた。





うちは小学校の時から自分のしたい事を貫いていく性格だった。

どうしてそんな事が出来たのかって言われると、"自分の直感"を信じていたから。

自分の直感を信じたから豊臣も助けた。

「Aちゃん凄い!!」

「吉岡やるな!」

「どうやってるの!?」

周りからは慕われ、気づけばクラスの中心にいた。

あれが起きるまでは。

『…え?』

中一の体育祭、うちは相も変わらず皆を引っ張っていた。

直感を信じて。

でも、外れたんだ。

結果は最悪な事態に進み、うちは周りに蔑まれた。

「何で!?当たるんじゃなかったの!?」

「お前を信用した俺がバカだった!!」

気づけば孤独、それでもめげなかったのはアイツがいたから。

「Aちゃん、大丈夫?」

『鑑興…』

普段は事なかれ主義の大人しい奴、それでいてうちと将来を誓い合った吉岡鑑興(よしおかあきおき)だった。

ずっと支えてもらっていたから平気だった。

でも、クラスは違う。

だからずっとクラスでは1人だった。

でも頑張って行っていた、嫌われようとも自分を認めてくれる人が1人でもいるからって。

それも直感。

この時はまだ信じてた。

でも、直感を信じれば信じる度に事態は最悪な方へ進む。

中3の時の誕生日。

うちには最悪なプレゼントが舞い込んだ。



















『は、鑑興が、死んだ…?』



















直感で信じたもの、全てが違った。

殴打で亡くなった後、ナイフで肉塊にされたらしい。

そこから二度と自分の直感を信じなくなった。

そして迎えた銀杏高校の入学式。

明智を見た時、吃驚した。

一瞬、鑑興と重なったんだ。

違うって分かってるけど、それでも守りたかった。

自分のせいで離れていく人を、失いたくなかったんだ。

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スイちゃんですよ〜☆ - おもろいです!!!!続編にレッツゴー(○°^^ω)°○ワァァァァァァァァァァ (2023年1月23日 12時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
死兎(プロフ) - 琉闇さん» 夢主ちゃんは一体どちらにつくのか!!!(全然大丈夫です) (2022年9月4日 9時) (レス) id: 8d3efc1734 (このIDを非表示/違反報告)
琉闇 - おぉ、、、展開が面白くなってきたぁ!!!(タメですみません) (2022年9月4日 8時) (レス) @page24 id: 35b5a8b377 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:死兎 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年8月30日 23時

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