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吉岡視点

次に目が覚めたのは何かを蹴り飛ばす音と今川の怒鳴り声だった。

ゆっくりと起き上がり目を擦りながら辺りをみるともうみやびちゃんは帰って来ている。

それどころか徳川、明智以外のほとんどが戻って来ていた。

『どげな状況ぉ…?』

まだ起き上がってない頭を起き上がらせる為、欠伸をしながらみやびちゃんの元へ行く。

みやび「怒っていらっしゃるのですよ」

徳川のやり方に対して今川がキレているようだ。

机が転がっている事から、今川が蹴り飛ばしたんだろう。

するとうちが寝ていた場所から少し離れた席の机に座る竹中が口を開いた。

竹中「騒ぐな、今川」

いっつも何考えてるか分からない。

余裕な表情でそう言う竹中は、何処か黒田を彷彿とさせていた。

今川「てめぇは黙ってられんのか!?」

怒鳴りながら竹中に詰めよる。

あんま大声出さないでほしい…頭痛くなる…。

そこに酒井まで加わる。

酒井「おめぇうるっせぇんだよ!!」

今川「あぁ!?」

豊臣「いや、今川の言う通りや。俺らこのまま家康(彼奴)の手のひらの上で踊らされるんか?」

井伊「うるせぇよ猿」

豊臣「あぁん?」

井伊と豊臣までバチバチし始めた。

前田と毛利も立ち上がり、取っ組み合いが始まってしまった。

ヤバい、最悪な方向に事が運ばれている気がする。

何とか、止めないと。

まだ完全じゃないが枯れかけなのに大声で伝わるように喋った。

『此処じ争いよっても意味無えけん!!見せちいちゃ!
(此処で争ってても意味無いから!!見苦しいよ!)』

井伊「うるせぇ!裏切り者に肩入れしてる奴が言うんじゃねぇ!」

『なっ…!!』

肩入れなんかしてない。

確かに明智の事は引きずってるけど、それとこれとはまた別だ。

井伊「つうか、お前それ良いとでも思ってんの?止めようとしてる自分かっこいいですアピール?気持ちわりぃんだよ」

『……』

言葉を失った。

やっぱり、そんな風に思われてるの?

『うちはそげなつもりで言うたんじゃ…!!!
(うちはそんなつもりで言ったんじゃ…!!!)』

ヤバい思考が纏まらない。

焦ると出てくる悪い癖。

嫌だ、あの頃に戻りたくない。

嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ!!!

井伊「ほら言えねぇじゃねぇか!!」

豊臣「井伊お前…!!いい加減に…!!」

信長「うつけども!!!」

また取っ組み合いが始まろうとした時、今まで何も言わなかった信長が急に声をあげた。

助け、た…?

信長「安心しろ、俺が天下をとる」

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スイちゃんですよ〜☆ - おもろいです!!!!続編にレッツゴー(○°^^ω)°○ワァァァァァァァァァァ (2023年1月23日 12時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
死兎(プロフ) - 琉闇さん» 夢主ちゃんは一体どちらにつくのか!!!(全然大丈夫です) (2022年9月4日 9時) (レス) id: 8d3efc1734 (このIDを非表示/違反報告)
琉闇 - おぉ、、、展開が面白くなってきたぁ!!!(タメですみません) (2022年9月4日 8時) (レス) @page24 id: 35b5a8b377 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:死兎 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年8月30日 23時

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