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吉岡視点
1番逆鱗させちゃいけねー奴らを怒らした。
こいつらがこうなると面倒臭いんだよな…。
上杉「それにしても、いつまで続くんだこんなことが…」
彼奴の目的は、恐怖で支配する事…。
これをずっと続けていれば、確かに徳川の目的には近づくんだよな…。
ーーー
ー
音楽ホールへの移動をみやびちゃんとしていた時だった。
ふとトレーニングルーム前を通り過ぎた辺りに後ろのドアが開いた。
すぐ振り返ったが、もういなかった。
『…?誰』
みやび「さぁ…」
すると明智がトレーニングルームから出てきた。
チャンスだ。
『明智、』
歩み寄ろうとした時、みやびちゃんに腕を掴まれた。
みやびちゃんを見れば駄目と言うように首を横に振っている。
今、こんな事をしていたら、駄目だよな…。
明智の方へ視線を戻せば徳川も出てきた。
裏切りの提案、了承はしていない。
みやび「行きましょう」
『、嗚呼』
名残惜しいが、今は敵同士。
感情に流され続けては駄目だな。
みやび「…明智くん、自分を裏切る事を止めたのです」
『…は?』
みやび「Aちゃんが飛び出した後、そう仰っていました」
裏切る、事を…?
他人に流されて生き続けていることを、か…?
それならまだ…!!
みやび「Aちゃん、貴女も自分を裏切らなくて良いのですよ」
『…そう、みえる?』
みやび「はい」
『そっか、』
自分を裏切る事を止める。
うちにとって自分を裏切っているものは…。
気づけば音楽ホールに着いていた。
みやびちゃんがドアを開けようとすると重くて開かない。
うちが代わり、手前に容赦なく引くと中からまた赤い糸でぐるぐる巻きにされた生徒。
みやび「キャー!!」
『くっそ…!!』
生徒の体には、あの旗印も巻き付けられていた。
みやび「私ちょっと物申して来ますわ!!Aちゃんは教室に戻っていてくださいまし!」
『え、あ、みやびちゃん!?』
うちが答えを出す前にみやびちゃんは早足でどこかへ向かった。
仕方がないから生徒の糸を解いて肩を持ち、自分の足で保健室へ向かった。
勿論保健室に行けばあの生徒もいる。
今は治療が終わりスヤスヤ寝ている様だった。
保健室の先生はオーマイガー!と声をあげて、生徒を預かり、うちに教室まで戻るよう言った。
とりあえず、これであの生徒も平気か。
重い足取りで教室に戻り、空いている席に座る。
色々ありすぎて整理が追いつかない。
それも含めて暫し仮眠をとることにした。
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スイちゃんですよ〜☆ - おもろいです!!!!続編にレッツゴー(○°^^ω)°○ワァァァァァァァァァァ (2023年1月23日 12時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
死兎(プロフ) - 琉闇さん» 夢主ちゃんは一体どちらにつくのか!!!(全然大丈夫です) (2022年9月4日 9時) (レス) id: 8d3efc1734 (このIDを非表示/違反報告)
琉闇 - おぉ、、、展開が面白くなってきたぁ!!!(タメですみません) (2022年9月4日 8時) (レス) @page24 id: 35b5a8b377 (このIDを非表示/違反報告)
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