3話「是非に及ばず」の続き↓ ページ1
吉岡視点
『ちゅうかうちと明智は出来ちょらんし!そもそも明智にそん気なんてねえやろ!ねぇ明智!!
(ていうかうちと明智は出来てないし!そもそも明智にそんな気なんてないでしょ!ねぇ明智!!)』
明智「え!?あ、うん…」
???え、なんで暗い顔すんの?
もしや地雷踏んだ??
織田「そうか、良かった…」ボソッ
織田も織田でなんだ?
明智「…信長くんは何故戻って来たんですか?」
織田「貴様ら二人じゃ心配だからな」
『弱くねぇあほ』
結局結構三人で喋っていて、途中織田が何かを買いに行った。
織田が帰って来た時にはもう夜だった。
織田「明智」
明智「…何?」
織田「平和を望む貴様が何故この学校へやってきた。貴様には戦が似合わん」
めっちゃ直球に戦似合わないって否定するじゃんこいつ()
でも確かに思ったな。
なんでだろ。
明智「だよね。…中学の時はさギャングチームのパシリやってて。喧嘩も弱く、秀吉くんみたいに頭もきれない。人の顔色ばっかり伺って…」
その後話を聞くと明智はそいつらに「自分がない」「俺らの寄生虫」とか言われてたらしい。
ぶっ○すぞ腹立つわ。
明智「でも僕、不良と呼ばれる人達が大好きなんだよね。世間からは落ちこぼれで暴力的だと思われてるけど、実はとっても純粋な人達だよね」
彼奴らを、そうやって見るのか…。
明智「…憧れるんだ、信長くんにも。自分に正直な人だよね。勿論Aさんにも。皆が一歩引くような事も、しっかり前進して勇敢に立ち向かっていく姿。羨ましいよ」
違う、うちは明智が思ってる奴なんかじゃない。
織田「羨ましいなら貴様も正直に生きればいい」
明智「そうだね」
うちは、明智みたいに誰かを褒める事すら出来ない。
勇敢に立ち向かってる訳でもない。
ただ…怖いんだよ。
明智「…?Aさん?」
『うちは明智が思うちょん奴なんかやねえちゃ…
(うちは明智が思ってる奴なんかじゃないよ…)』
何か自分の"普通"が奪われるのが怖くて刃向かってるだけ。
うちは明智よりも臆病者、豊臣よりも酷い…卑怯者なんだよ……。
織田「…A」
『え、あ何?』
ふと織田の言葉で我に返る。
あ、また自己嫌悪…。
織田「いや、なんでもない。明智、そういう話だ」
明智「じゃあ、正直に言うね?」
織田「おう」
明智「僕さ、干し柿苦手なんだよね」
マジか。
めっちゃ織田驚いてるし。
織田「あんな美味いものをか?」
明智「ごめんね」
ケロッと言ったら…。
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スイちゃんですよ〜☆ - おもろいです!!!!続編にレッツゴー(○°^^ω)°○ワァァァァァァァァァァ (2023年1月23日 12時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
死兎(プロフ) - 琉闇さん» 夢主ちゃんは一体どちらにつくのか!!!(全然大丈夫です) (2022年9月4日 9時) (レス) id: 8d3efc1734 (このIDを非表示/違反報告)
琉闇 - おぉ、、、展開が面白くなってきたぁ!!!(タメですみません) (2022年9月4日 8時) (レス) @page24 id: 35b5a8b377 (このIDを非表示/違反報告)
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