そういうつもりはないのに裏社会と関わってしまう件について 〜First stage〜【ヒューマンバグ大学】

騒動 ページ4

『やっと着いた』




家電量販店にて

『取り合えずマイクとイヤホンと編集器具欲しいな』

そんな調子で必要なものを買っていった

ーーーー
レジ

『これでお願いします』

店員「合計ピー円になります。お支払いはどうしますか？」

『これで』

店員「かしこまりました(ブラックカード！？)」


、



ーーーーー
外で

『重い…』

流石に買いすぎた

私は車に乗ってきておらず歩いて帰るしかないが腕に限界が来てしまい荷物を地面に置いてしまった

『どうしたことか』

途方に暮れていたその時だった

？？「あの…手伝いましょうか？」

A「ん？」


振り返ると私とほぼ同年代くらいの男が立っていた

『手伝ってくれるんですか？だったら一番上の箱を持ってくれますか』

生配信でもリスナーとはラフに話すのであまり敬語は使わないが流石に初対面の人間に敬語で話すほどマナーがないわけではない。そこは勘違いしないで欲しい

？「いや、全部持ちますよ」

そう言い彼は全部荷物を持ち運び始めてしまった

暫く元は自分の荷物だからと説得したところ渡されたのはイヤホン等の小物が入った袋だけだった

(申し訳ない…)

そして気まずさに押し潰されそうになっているとようやく家の前についた

『すみません本当にありがとうございました。あの名前をお聞きしてもいいですか？』

？「紅林です」

『そうですか。私は小鳥遊です』

紅林「そうですか。一つ聞きたいことがあるんですけど…」

『？』

紅林「これは何の道具なんですか」

そう言い彼は今しがた運んでいた私の荷物を指した

『…』

一瞬黙ってしまった

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