【本編】迷い犬の鬼殺奇譚・改【リレー小説】

.合流【青葉修/てるぼう】 ページ18

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「何で大正時代なんだ？」

『僕も聞きたい……』

本当に自分が見たものが信じられない。
え…？マジで何で大正？
別世界に来たってことか？
何かの異能かも知れない…。
こんな異能始めてみたな…。

！何かが走ってくる音がする。誰か来たのか？

「何か音がしないか？」
『…ああ…』

探偵社？ポートマフィア？
どちらにせよ敵対している。

僕は思わず刀に手をかけようとした。

「…し、修…、お兄ちゃんっ…、」

しかし、癒しの霊の声が耳に入った。

『…霊？』

「うん…。」

まぁ、とりあえず、合流はできたのか。
これで2人で動くよりも、断然動きやすくなるだろう。

「霊、よく此処がわかったな。」
　
『異能力だろ』

あ、やべ。
普通に考えて、霊の異能だろ…、と思っていたら、思わず口に出してしまった。

「修…ピンポーン。」

癒し〜、何でこんな可愛いんだ！！！

……よし、気を取り直して次に行こう。
霊が居るってことは、隊長、副長、条野さん、鈴子路さんは居るだろ。
立原くんは…、ポートマフィアと居る可能性が高いな……。
それはそれで困る…。今、ポートマフィアは敵対している。
遭遇したら、間違いなく交戦するだろうな。

…まぁ、後で考えるか。


ガサッ




…誰が来たな。音的に猟犬っぽいか…？





「やっと合流しましたか。……げ…鐵腸さん…。」

条野さんか…。よし、合流できた。
この調子でさっさと全員と合流したいな…。

『…霊…、霊の異能で他の人達の場所を探せるか？』

「…うん、できるよ…」



異能力 【霊魂不滅】



僕には見えないけど、きっと、今霊の幽霊達が探してるんだろうな…。
…いつか幽霊見てみたいな…。

「…修…、他の人達は合流しそうだけど…、」

だけど…？どうしたんだ…？

「…鈴子路姐さんが逆方向に行っちゃってる…」

『……はぁ………』

鈴子路さんは、そのうち見つかるだろ………
後から霊に他の人達の動いてる方向教えてもらって、こっちも動くかな………。

何で僕らこんな変なとこ飛ばされたんだろ……。

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