#34 ページ34
『んんっ、お、重い……。』
私、安心して寝ちゃったのかな？
ここは教室で、時間は…19時半！？
この重いのは…永瀬！！
廉)「ふわぁー、、、A！！大丈夫！？」
『永瀬…ありがとぉぉぉぉ。』
廉)「A…ごめん、その…はだけてたから、直そうと思ったんやけど……、少し見えてしまったというか、…」
『そんなの…どうでもいいよ。』
永瀬はずっと…ずっとずっと注意してくれてたんだ。
私を見てくれてたんだ。守ってくれてたんだ。
廉)「A…あの時の話の続き、聞いてほしい。」
・
廉)「俺実はAのこと中学生の時から知ってた。カラオケで…よくすれ違っててん。A気づかんかったやろ？」
『え、やっぱり永瀬いたんだ。』
だから先生あの時…。
廉)「まぁ気づかんやろな。俺金髪やったし。5年前の中3の時お母さんが病気で亡くなってん。よく頭なでてくれたんが大好きやったのに、何もかも嫌になって忘れたくて中学生になる時に髪染めてん。勉強もしぃひんヤンキーって感じになっとった。」
『だからさっき…』
廉)「そう。俺結構有名やってんで。で、しょっちゅうカラオケ行っとって、お前のこと知っとった。それでたまたますれ違った時にお前の兄ちゃんとの会話聞こえてもーて、あの高校受けるんやーって。そしたら同じ高校行きたくなって髪戻していつの間にか必死に勉強しとった。」
『私全然永瀬のこと知らなかった。髪の毛触られるのが嫌いな理由にはそんなに辛い過去があったんだね…。』
廉)「まぁな。それで高校の入学式の時にA見つけて、気づけば目で追いかけとって好きになってたんや。2年になって同じクラスやったんが嬉しかった。だから体育祭の後…あんなことしてごめん。」
『永瀬……。私も好き…だよ。』
廉)「…は？え？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すみっコしょーり(プロフ) - すずかさん» ありがとうございます！！初めてコメントもらえて嬉しいです^ ^更新頻度がなかなか上がりませんが、頑張ります！ (2019年9月16日 21時) (
レス) id: ce9e3ef0cb (このIDを非表示/違反報告)
すずか - おもしろすぎます〜〜！続き楽しみにしています！頑張ってください＾＾ (2019年9月16日 20時) (レス) id: 5e0c33fae2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Noix | 作成日時：2019年3月6日 13時
