ゆめつげ【名探偵コナン短編】

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やっほー☆私、自爆霊のレーちゃん！
地縛霊じゃなくて自爆霊！
何でかって言うと、調子に乗って夜にシュノーケルしようとしたら、普通に息継ぎ出来なくて死んだから！月が綺麗だったなぁ…。(地縛霊じゃないから普通に動けるよ☆)
今まで私の名付け親の男の子の家に居たけど、その子が一人暮らし？をするようになって独立してみました！
もうあの時から10年経ったから、男の子…零くんは29歳！

(わ、もうこんなに大きくなったのか…！)

今、偶然見つけた観覧車の上で殴り合いをしている零くんを上空から見ています！この状況はよくわからんけど頑張れ零くん！

(あっ、零くん落ちる…！うわ、すご、……ひゃわー！うおおおお…！…ひょ、)

零くん凄い！なんか凄い！ヒュンってやった！よく落ちないね！
……あっ、転がり落ちた！

(おうぉうぉうぉうぉ…！これはヤバイのでは…？！)

零くん生きてるか！

「＿＿大丈夫かい？」

気付いてるかもだけど、私がハイテンション↑フゥーー↑↑になったのは幽霊になってからです！
死んだ？うわマジかよ猫かぶりせんでええのか！やっばテンションブチ上げ↑↑…みたいな！
零くんに会ったときは幽霊に成り立てだから慣れてなかったけどね！
あ、零くんがこっちに気付いた！

「……！？どこから…」
「安室君、彼女は一体…君の知り合いか？」
「覚えていないか……？零くん」

マジかー、覚えてない系かー…。
……と言うか死んでないのね？？あんな高い所から落ちて死んでないのね零くん？？丈夫に育ったね…(引)

「……まさか、君は」
「……。」

お！思い出しフラグかな？

「中学卒業の時、第2ボタンを盗る為に空から襲ってきた武藤さん……？」
「……違うよ」
「安室君……君も苦労したんだな……」

武藤さん誰だよ！！！恐ろしいな！！！

「私は君に『レーちゃん』と呼ばれていた筈だ…自爆霊のレーちゃん。うん、そう呼ばれていた」
「地縛霊……レーちゃん……？…！君、成仏してなかったのか！」
「ああ…もう何十年もこのままさ」

あー…零くんそんな悲しそうな顔しないでよー…！それと後ろの黒い人ごめんね？置いてきぼりだよね？

「＿＿さて、零くんの無事も確認出来たしそろそろ行くよ…」

次の放浪先にね！

「待ってくれ！逝くな！」

別に緊急事態でもなさそうだし無視！アディオスだ零くん！

「少し長いサヨナラってだけだ。じゃあね、零くん。」

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