【ネタ】降谷零成り代わり

New friends !! ページ23

数日後。
萩原と仲良くなったことで、彼の友人である松田陣平を紹介してもらうことになった。
今の気持ちを素直に吐き出すとすればこうだ。
(萩原めっちゃナイス！！ありがとう！お礼に『俺』が訓練に付き合ってくれるからね！)
「……なんか今すっげー寒気した」
「大丈夫？風邪？」
萩原が腕を擦りながら言う。失礼な。『俺』はすこぉしゴリラなだけだよ？だから『俺』(ゴリラ)と一緒に訓練しよう？ね？
まあ、景光はとりあえず今日も可愛いから許してやらんでもないけど。
【………俺はやらないからな】
え、嘘やん……私に味方がいないだと…？


＿＿＿そんなこんなで松田を発見。
サングラスは掛けていなかったが、雰囲気がイケメンだったからすぐにわかった。もう何て言うか立ち方すらイケメン。
「よっ！」
「………よぉ萩原、ってそいつ等誰だよ」
「あ、こいつ等は俺の新しいお友達！」
「お友達ぃ？」
松田は訝しげにこちらを見てきた。
じろじろ。
「………。」
「おい失礼だぞ！…って聞いてねぇし」
松田は萩原に聞き耳を持っていないようで、とにかく見られる。………落ち着かない。
どうやら順に観察するようで景光を中心に瞳が動いている。景光は緊張してしまったみたいでカチカチと固まった。
しばらくすると視線がこちらに向き私のこともじろじろ。
不意に目がかち合う。すると、彼は目を大きく見開いた。
「……あ。」
「…どうしたんだよ？」
思い出した、声には出ていなかったが唇はそう動いた。

「＿＿お前らやっぱ、あの時のあいつ等(BL製造工場共)か！」
「＿＿＿はあっ！！！？？？」
………どうやら盛大な勘違いをされているようだ。
「ちょっと待てよ！俺等はそういうアレじゃねぇからな！？」
「勘違い！勘違いだから！違うから！」
すぐさま景光が否定にかかる。私としてもこの疑惑は解いておきたいのでとりあえず誤解だということだけでも伝えておく。
「え、でもお前そいつを撫でてた…」
「はっ？＿＿いや、あれはゼロが」
「はーい！ストップ！ストップ！とりあえず自己紹介とかしよう？ね？」
口論が激化しようとする中、萩原が場を取り持ってくれた。
(萩原めっちゃナイス！！ありがとう！)
本日二度目である。でも本当にありがたい。
こうしてやっと自己紹介が始まった。
「はいっじゃあ改めまして俺は萩原研二！所属希望は爆発物処理班です！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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