【ネタ】降谷零成り代わり

A year passed!! ページ20

「あれから数年…時が進むのは早いものだ」
「………」
「激しい抗争の中耐え続けた俺達は＿＿」
「＿ちょっと待てよゼロ…？今日ずっとそれでいくつもりか？」
「…おっと」
口が滑った。

そんなこんなで小、中といい感じ(?)に時は流れ、現在華の高校生である。といっても、何か特別なことを出来た訳じゃない。
女子共は高校生になってやっと景光の魅力に気づいたようで彼はとてもおモテになっている。
え、私？私は初日に色々やらかしてからそういう類いのモノはこない。まあ、自然の摂理ってやつだ。
それはともかく。
今日も私は景光と群れる。
「なあ、ヒロ」
「んー？なんだぁ？」
「俺とお前ってコレ疑惑出たことあったよな」
そう言って私は小指を立てる。
するとその場に居た何人かが勢い良く噎せた。
その中には女子も居て、どんな趣味嗜好をお持ちかは御察しの通りである。
「……ッッなっに言ってんだ急に！！」
「…いやぁ、何となく？」
景光の顔は赤くなったり青くなったりを繰り返していた。ついでに汗もかいている。器用なやつだ。
「…何となく？じゃねぇよ！そんなことエレーナ先生に知られたら俺が殺される！社会的に！」
何で？と聞いて見るも景光は首を横に激しく振るだけで答えてはくれなかった。＿＿じゃあ教えてポリ・キー先生！……あ、駄目ですか…はい…
因みに小指を立てるのは恋人♥という意味があるそうだ。世間はよくわからない。
＿＿景光がさらりと言ってしまったが、先生は生きている
何故生きているのかというと当事者の私も良くわからない。少しの間『俺』に体を貸していたら全てが終わっていた。ついでにいえばマジックショーもイギリスも行ったみたいだが【3週間程代わってくれ】と言われて了承した瞬間から記憶が飛んでいる。彼によると【アメリカは駄目だがイギリスはギリギリセーフだ】らしい。いや、そういうことじゃないんやで…
一応渡英手段は聞いて見るも上手くはぐらかされた。(うちに親はいないのにどうやって金を集めたのやら…)パスポートもいつの間にか出来ていたし。
ともかく。
今の時点で宮野家、赤井家、サワダ家の救済は済んでいるようだ。何をしたのかは知らないがありがたい限りである。
つまり、今は自由期間だ。救済すべき時期は後数年待たないと来ない上に『未来の友人救済計画書』もとっくに書き終えている。

「＿＿こうしてヒロはおモテになったとさ」
「…それまだ続いてたのか」



＿＿A year passed!!＿＿＿

Hello police man!!→←Salvation plan !!

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す