#4 Re:meet? ページ5
翌日、午前10時頃。
広場の端で辺りを見回し、目的の人物を探すボーイが1人。
レイは街中のヒトの多さにあからさまに嫌そうな顔をしつつも、日陰で携帯の持ち主を待っていた。
その場所に、広場の向こう側にある駅の方から、目立つ桃色の頭のボーイが走って来た。
「うっわーマジでメンゴ、携帯落としたの全然気づかなかったわ♪ダイバーが言ってたよ、多分オレの携帯拾ったのキミだよね?」
何から何まで軽い。
そんなアロハの態度に呆れた様な表情を浮かべつつもあぁ、と当の物を本人に渡す。
「オレアロハ、今日はホントありがと♪ねーキミ、名前は?」
「軽いなお前……俺はレイ」
レイがそう告げると、アロハはほんの一瞬だけ顔を強張らせる。直後、彼はこう言った。
「…ねーレイ君さぁ、オレ達前に会った事無いっけ?」
会った事?レイは困惑した。
酷な事を言うがこんな頭の中身がお花畑と思われるイカがいたら絶対に脳内に存在が刷り込まれているはず…なのだが、当のレイ自身アロハに会った記憶は無い。
「…?人違いじゃないか?少なくとも俺はお前に会った記憶無いんだが…」
「そっかー…人違い、か」
腑に落ちない様な顔をしていたアロハだが、急にぱぁっと顔を輝かせてこう言った。
「あっ、そーだ!せっかくだしお礼がてらちょっと付き合ってよ!」
(???)
レイの頭の上には疑問符が浮かんだ。
□■□■□■□
Re:meet:Re:は戻る、meetは会うの意。これらを合わせて『再会?』のニュアンス。
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栞音@超多忙(プロフ) - 2次元作が大好きなオタクさん» ありがとうございます！最近停滞気味でしたが少し活力湧きました…！ (2023年2月28日 7時) (
レス) id: 6fdd8bf1f9 (このIDを非表示/違反報告)
2次元作が大好きなオタク - 面白い作品です！これからも頑張ってください！o(^▽^)o (2023年2月27日 22時) (レス) @page6 id: 43d425384b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うすしお x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年5月7日 22時
