#11 one on one-3 ページ12
一方のアロハはというと、中央の広場にてインク回復をしていた。
(高低差の判断はまぁ分かるとして、攻撃方法……)
彼は、先程レイが自身をキルするべく取った行動に言いしれぬ違和感を覚えていた。
バケットスロッシャーの特性を生かす為、相手の動きを妨害する為になされた事だとは分かる。
ただ、どうにも納得いかない…腑に落ちない点があったのだ。
(こんなの───)
彼が思案していた時、中央の横に位置する高台から人影が現れた。
「今度はそっちの高台か…!」
「…少しは考えたからな」
まだ高台からは降りるつもりが無いのか、レイはその場所に留まり下にインクを放つ。足場の事情だ。
(詰めれば届くし?)
いくら高台にいても、.52ガロンの射程なら詰めてしまえば高台上に弾が届くはずだ。そう読んだアロハは真正面から撃ち合いする事を選び、高台に近付く。
──が、対するレイは思いもよらない行動を取った。
「え、」
高台隅、ギリギリの角。そこに足を乗せた彼はあたかもそれをロイター板かの様にして踏み切り、空中に跳び上がる。
アロハの真上まで跳んだ彼はそのまま
ハッとしたアロハは反射的にその場から離れようとするが、レイはそれだけでは止まらなかった。
中央にあるオブジェクトに足を伸ばしたかと思うと、今度はそこを踏み台にして滞空時間を延ばしたのだ。
アロハの真正面に距離を詰めたレイは、静かにもう一度70ダメージ与える。
弾けた千歳緑のインクの中には、ギアやブキが散っていた。
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栞音@超多忙(プロフ) - 2次元作が大好きなオタクさん» ありがとうございます！最近停滞気味でしたが少し活力湧きました…！ (2023年2月28日 7時) (
レス) id: 6fdd8bf1f9 (このIDを非表示/違反報告)
2次元作が大好きなオタク - 面白い作品です！これからも頑張ってください！o(^▽^)o (2023年2月27日 22時) (レス) @page6 id: 43d425384b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うすしお x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年5月7日 22時
