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ちょっと目を離した隙だった。
のぞみがいなくなったのは。
2歳と半年ほどの娘を見失うなんて....
母親失格。
そんな言葉が頭によぎった。
『っ、今はそんなこと考えてる場合じゃない』
そう言い聞かせて、急いでのぞみを探し回った。
のぞみは、同い年の子たちよりしっかりしてるところがある。
知らない人にだって簡単について行っちゃうかもしれない...
嫌な考えだけが頭を埋め尽くしてゆく。
北「もしもし？
そうだったんだけどさ、迷子の子供に負けた笑
まぁ、でも可愛かったししょうがないわ」
電話をしながら歩いてる男の人とのすれ違いざまに聞こえた"迷子の子供"というワード。
その時の私は、のぞみの事しか頭がなくて電話中にもかかわらずその男性に声をかけてしまった。
『あのっ、！』
北「へ..
あっ、ごめん電話切る。
おう、じゃーな。
えっと..何ですか？」
怪訝そうな表情をさせながらも、耳を傾けてくれた。
『今、迷子の子供って言いませんでしたか..！？
そのっ私、今娘とはぐれちゃって..
水色のワンピース着てて...！！』
必死にその彼にのぞみの特徴を伝えてゆく。
北「あの..！
ちょっと落ち着いてください！」
落ち着けって無理な話かもしれないけど..
『あっ、すみませんっ....』
北「えっと...のんちゃん？だっけな..
って子ですか？」
その彼は何かを思い出すかのように、のぞみの名前を出した。
『っ！そうです...！』
北「その子だったら、さっき慎太郎が..」
『え、慎太郎..？』
北「慎太郎って奴が、だっこしてましたけど..」
『良かったぁ......』
"慎太郎"という聞き慣れた名前に安堵の表情を隠しきれない。
慎太郎に電話！
そう思って携帯を取り出すものの、私は慎太郎の連絡先を知らない。
北「どうしました..？」
不思議に思った彼に顔を覗かれる。
『あの.. ご迷惑なのはわかってるんですけど..
慎太郎に連絡してもらえませんかね..』
北「どういう関係..
って、今はそんなこと言ってる場合じゃないですね。
待ってください」
そう言って、彼は携帯を取り出して電話をかけてくれた。
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のあ(プロフ) - ミナさん» 返信ありがとうございます！！めっちゃ気に入りました！！こちらこそずっと応援してます！！ (2019年3月7日 21時) (
レス) id: c521d26f6d (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - のあさん» ありがとうございます〜！気に入ってもらえて嬉しいです！これからもよろしくお願いしますっ！ (2019年3月7日 21時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白いです！慎太郎好きやからめっちゃ嬉しいです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年3月6日 21時) (レス) id: c521d26f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年3月3日 23時
