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少しの沈黙が2人の間に流れる。
その沈黙は破ったのは...
「ママ、しんたろーごめんなさいしてるよ、
ママは、？」
のぞみだった。
『っ、そうだね、ママもお話しなきゃね』
こういう時の子供はすごいな、
お友達と喧嘩した時はごめんなさいちゃんとしてね。
悪いことしてない時は、ちゃんとお話しようね。
普段から言い聞かせてる言葉をちゃんと大人にも口にするんだから。
『言葉にしなきゃわからない、なんてもうそんな子供じみたこと言ってる歳じゃないんだけどね、その...』
なかなか次の言葉を出せずにいるのに、慎太郎は真っ直ぐ目を見て私の言葉を待ってくれている。
『慎太郎の"幸せにしたい"って言葉だけじゃ不安だった....
小さい頃からずっと一緒にいるから、私の中で慎太郎が幸せなのは当たり前のことで最低条件なんだよ。』
慎「うん..」
『だからね、？
もし、慎太郎が私と同じように私の幸せは当たり前のことだと思ってるとしたら。
幸せにすることってさ、なんだろう？
慎太郎にとって"義務"になったりしてないのかな、って思ってた..』
慎「....そんなことないよ！」
そんなことない。
私を見つめるその瞳に嘘は感じられない。
そして何より慎太郎は、そんな"義務"で人を想うなんてことしないって.....
『わかってる。わかってるんだよ、
...ごめんね、弱くて、』
慎「好きだから、幸せにしたいんだよ。
ううん、好きだから一緒に幸せになりたいの」
「のんちゃんも？」
慎太郎の言葉に涙で言葉を詰まらせていると、のぞみがにこりと笑った。
慎「ふは、笑
そうだね。俺とAちゃんとのんちゃん、3人で幸せになろうか。」
「なるー！！3人いたら楽しいよ！」
ママもそう思うでしょ？
そう言ってこちらを向くのぞみ。
あぁ、こんなに逞しくなったのはあの人のおかげかもしれないな...
これから先、どんなことがあっても慎太郎とのぞみと3人で生きていこう。
....幸せになろう。
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のあ(プロフ) - ミナさん» 返信ありがとうございます！！めっちゃ気に入りました！！こちらこそずっと応援してます！！ (2019年3月7日 21時) (
レス) id: c521d26f6d (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - のあさん» ありがとうございます〜！気に入ってもらえて嬉しいです！これからもよろしくお願いしますっ！ (2019年3月7日 21時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白いです！慎太郎好きやからめっちゃ嬉しいです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年3月6日 21時) (レス) id: c521d26f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年3月3日 23時
