○ ページ13
.
慎「ちょっ、なんだよ泣くなよ〜、、」
ポロポロと涙を流す私を前にあからさまにオロオロしだす慎太郎。
なんだかそれが面白くって。
慎「ねぇ、泣くか笑うかどっちかにしてくれない？笑」
『うん、笑 ごめん笑』
慎「...ゆっくりでいいからさ、俺たちなりの幸せ作って行こう」
『そう..だね。』
年下とは思えない慎太郎の言葉に心が温かくなった。
.
『動物園？』
慎「そう！動物園！行こうよ！」
私たちが想いを確かめ合ってから、はじめての週末。
朝、私の家にやってきた慎太郎の第一声が、
動物園行くぞ！！！だった。
慎「のんちゃんも行きたいよな？」
私が返答しないからターゲットをのぞみに変えた慎太郎。
「んん？なぁにそれ」
行ったことないしのぞみがわかるわけないのにね..笑
慎「んー、ライオンさんとか〜、キリンさんとか〜、おさるさんとかにね！会えるとこ！」
「うさぎさんは？うさぎさんもいる！？」
慎「いるかな〜？
それは行ってからのお楽しみ！」
「のんちゃん、動物園いくー！！」
動物園！動物園！！
のぞみは慎太郎の巧みな話術ですっかり動物園に行く気になってしまったみたい。
なんだか慎太郎のこういうところすごいな...
子供を惹きつける何かがあるっていうか...
このあいだの迷子の時も、北斗くんはのぞみがギャン泣きしてたって言ってたけど、私に会った時はニッコニコして楽しそうにしていたし..
慎太郎がすごいのか、のぞみが人懐っこいのか。
わからないけど2人が楽しそうだからまぁいっか！
『じゃあ..行きますか？』
「やったぁ〜〜！」
慎「っしゃ！」
私のその一声で嬉しそうにはしゃぐ2人。
のぞみの初めての動物園。
楽しい思い出になるといいな。
『って、慎太郎車運転できるの！？』
慎「できるよ？」
『そう..なんだ、、』
慎「え、なになに？」
いやなんか...
『大人になったな..って思って..』
わかってたことだけどふとしたことで、小さな頃との違いを感じる。
慎「なにそれ笑
んまー、そうだと感じてくれるなら嬉しいかも。」
あ、そうだ。
今日はのんちゃんの初めての動物園もそうだけど、俺たちの初デートでもあるからね。
楽しもうね？
なんてことをさらりと言えるあたりもなんだかくすぐったい。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 204人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のあ(プロフ) - ミナさん» 返信ありがとうございます！！めっちゃ気に入りました！！こちらこそずっと応援してます！！ (2019年3月7日 21時) (
レス) id: c521d26f6d (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - のあさん» ありがとうございます〜！気に入ってもらえて嬉しいです！これからもよろしくお願いしますっ！ (2019年3月7日 21時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白いです！慎太郎好きやからめっちゃ嬉しいです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年3月6日 21時) (レス) id: c521d26f6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミナ
| 作成日時：2019年3月3日 23時
