トリップ少女の愉快な冒険【ハリーポッター】 (ページ24)

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21話ページ24

貴「ハリー、屋根裏部屋に移れっておじさんが言ってたよ」

ハ「屋根裏に？なんで？」

貴「私達が逃げないようにだと思うよ。ほら、あの部屋って外からしか開けれないじゃん」

ハ「ああ、そういうことか」

それにしても、危険因子二人を同じ部屋に入れとくってどんだけ馬鹿なんだろ。

私とハリーが協力して逃げるかもしれないのに

貴「じゃあ、一緒に行こう？」

ハ「うん！」

～HARRY SIDE～

物置から全財産を二階の寝室に移すのに、僕らはたった一回階段を上がればよかった。

下からダドリーの怒った声が聞こえてくる。

どうやら私たちが新しい部屋をもらったのが気に食わないらしい。

ベッドに腰掛けて周りを見回すと、階段下の部屋よりもかなり広い事が分かる。

貴「ハリー、ここかなり広いね」

ハ「うん、でもかなりホコリっぽいけどね」

貴「じゃあ、掃除する？」

ハ「うん」

ベッドから降り、僕らは掃除を始めた。

僕はぞうきんで、Aは箒だ。

３０分ほどで部屋はある程度きれいになった

ハ「このくらいでいいかな？」

貴「うん。」

二人でそばにあったソファに腰掛けた。

Aは眠そうな顔をしていたが、僕はどうしても聞きたいことがあった。

ハ「あのさ、ホグワーツってなに？」

・・・・・・・・・

少し待ったが、返事がない。
不思議に思ってAの方を見ると、

貴「スーーー」

座ったまま寝てしまっていた。

もう11時をすぎていたし、今日はいろいろあったから疲れたのだろう。

僕はそっとAをベッドに運んだ。

ハ「おやすみ、A」

そっとAの頭をなで、僕もベッドに横になった。