トリップ少女の愉快な冒険【ハリーポッター】 (ページ15)

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13話ページ15

あの大蛇の逃亡事件のせいで、私たちは今までで一番長いお仕置きを受けた。

まあ、私にとってはお仕置きというよりも自由時間だったけど。

私が前世で使っていたPCやスマホ(なぜか前世のネットにつながってる)とか漫画、それにハリポタも全巻送ってもらったからね。

そして、夏休み。

私達は、毎日のように遊びにやってくるダドリーの悪友から逃れるのに大忙し。

たいていはハリーと一緒に家の外でぶらぶらして過ごしていた。

夏休みが終われば、ついにホグワーツに行ける。

ついに、魔法が使えるようになるんだ!!!

おじさんは、地元の普通の公立ストーンウォール校に行かせようとしている。

ダドリーにはこれが愉快でたまらないらしい。

ついこの間も、

ダ「ストーンウォールじゃ、最初の登校日に新入生の頭をトイレに突っ込むらしいぜ。二階に行って練習しようか?」

などといっていた。

七月に入り、おばさんはダドリーを連れてロンドンまでスメルティングズ校の制服を買いに行った。

私達はフィッグさんに預けられはしたが、いつもよりはましだった。

飼い猫の一匹につまずいて骨折してからというもの、フィッグばあさんは前ほど猫好きではなく

なったらしい。私たちはテレビを見ることを許されたし、チョコレートケーキを一切れ貰った。

その日の夜、ダドリーはピカピカの制服を着て居間を行進していた。

真新しい制服姿のダドリーを見て、おじさんもおばさんも口々に誉め称えていた。

けれど、私たちはとても何か言うどころではなくかった。

笑いをこらえるのに必死で、あばら骨が二本折れたかと思うほど苦しかった。

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スピカちゃんの設定を少し変えました。2/1