16(20歳と19歳) ページ31
食べなきゃ家壊すと言われて私は強制的に食べさせられる
メニューはサラダうどんだった。
いまでもすきなんだ。
うどんの茹で方が分からなかったのか知らないけど鍋か2つ、ボールが2つ、箸などが台所に沢山置いてあった。
舞花「料理初心者か」
弔「うるせえ、いいから食え。」
私は恐る恐る一口食べた。
舞花「美味しい！！」
うどんのちょうどいい柔らかさ、適量に計られたスープの味、沢山の野菜が絶妙にマッチしていて台所みたら初心者なのに味はお店を出せるほどだった。
弔「よかった。ちなみに睡眠薬入りだ。」
舞花「！？」
弔「冗談だばーか」
死柄木さんはニヤニヤしてそういった。
馬鹿って言うほど馬鹿じゃないけど、、
舞花「死柄木さんがいうとほんとに聞こえるんだよ。」
弔「おい、弔だ。」
舞花「話変えるのプロだな」
弔「死柄木さんなんて今度言ったら殴る」
舞花「分かったよ弔さん」
弔「さんはやめろ」
舞花「じゃあ弔くん？」
弔「弔だけじゃ駄目なのかよ」
舞花「なるほど、弔ね」
すると弔はため息をついた。
ご飯はと聞くと先食べたと答えた。少し不機嫌にしてしまった。
すると弔は急に抱きついてきた。
食事中ですよお兄さん。
舞花「ど、どしたの」
弔「ずっと一緒にいたい。」
私だって。貴方と一緒にいたい。
隣で笑顔を見つめてたい。
舞花「
弔「ねぇ。」
舞花「じゃあついてけないよ。そもそもヒーロー嫌ってる人がヒーロー好きになるのはおかしいし。」
弔「お前は例外だろ」
舞花「ええ、理不尽」
すると彼は力強めに私を抱いた。
彼とハグすると私は安心してしまう。
してはいけないのに。
舞花「はなして、？」
弔「いやだ。お前が俺のこと好きになるまで離さねえから。」
舞花「私は、好きだよ。弔のこと。」
弔「嘘は良くないなぁヒーロー」
舞花「ほんとよ。今すぐ貴方の元で暮らしたいくらい好き。大好き。」
すると彼は目を見開く。
弔「俺も好きだ。だからコッチ側に来い。一生お前を守ってやる。」
舞花「行きたいけど行けないの、、」
弔「、、俺たちは敵のままなのか」
舞花「私考えてる事があるからそれまで待っててくれる？」
弔「ずっと待ってる」
舞花「ありがとう。」
すると彼は私の目を手で塞ぎキスをした。
私はびっくりして変な声を出してしまった。
必ず彼の元へ行きたい。作戦成功させなきゃ。
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作者名：むぎちゃ | 作成日時：2020年5月25日 19時
