溶けない氷 (ページ2)

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『ぐりゅっぺん』
gr「ん、あぁ名前か、どうした？」
『あのね、みんななんの支度してるの？』
gr「明日は名前の特別な日だからみんな支度してるんだ」
『わたしの？』
gr「そうだ、明日5歳になるだろう？5歳になったら魔法の力が貰えるんだゾ」
『みんな？みんなは何をもらったの？』
gr「じゃあみんなに聞きにいくか？」
『うん！ぐりゅっぺんだっこ！』

今、城の中(主に幹部)は明日に向けた誕生日パーティーと魔法を授かる儀式の支度でいっぱいだった
幹部は名前のことを溺愛してるので完璧な状態にするため一ヶ月前から準備を進めていた

式典という意味もあっていつもの様々な色をしているワンピースではなく、白い膝上のドレスになっている腰に巻き付けられている白いリボンとスカートのフリフリはオーダーメイドでこの日のために作らせたもの、真っ黒な軍服に抱かれている真っ白な少女はとても幸せそうな表情を浮かべている

『ぐりゅっぺんは何もらったの？』
gr「俺は闇だな、まあなかなか使い道はないぞ」
『闇？悪い魔法？』
gr「んー悪いと言えば悪いな」
『そうなの？でもぐりゅっぺんは悪くない！』
gr「ふは、ありがとう」

tn「おグルさんと名前やん、どうした？」
『とんち！とんちの魔法教えて！』
tn「俺？俺は炎やで、元々は火やったけど進化したんや」
『進化？進化ってなぁに？』
tn「進化したら力をが強くなるんや、んー俺は進化したら炎を自在に操れたり、ただ物を燃やすだけじゃなくて移動手段に使えたり物運んだりに使えるで」
『とんちは炎で移動できるの？』
tn「せや！今度一緒乗ろうな？」
『うん！』
tn「そうや名前は何色が好き？」
『好きな色？うーん、全部！みんなの色だから！』
tn「はぁーかわええなぁ、ほら見てみ？」
そういうと、トントンは人差し指を上に向ける人差し指から5cmほどの火がでてきたその火は赤いきら青、紫、黄色、ピンク、など様々な色に変化した
『すごい！いろんな色になる！』
tn「せやろ？これも進化したからできたんやで、名前もいい魔法貰えるよ」
『うん！』