第53話:恐怖と服従 ページ7
トレイ「寮長、申し訳ありません。マロンタルトを作ろうと言い出したのは俺です」
リドル「作ったことが重要なんじゃない。今日！今此処に！持ち込んだこと“だけ”が問題なんだ！」
『そんなちっぽけな法律に従う君は馬鹿だね！狂っている！！あの夢に出てきたハートの女王と同じさ！！』
今朝の夢に出てきたハートの女王も法律に従い、理由も聞かずにあのトランプの生物達を殺した
そしてその異様な光景に反論しない周り
その状況が凄く似ていた
リドル「…馬鹿、だって？それに……君今、ハートの女王を侮辱したね…？」
ケイト「ちょ、ストップ！それは言っちゃダメな奴！！あと、リドルくんもこいつらまだ入学したてほやほや新入生だからね」
エース「いーや言うね。そんなルールに従ってタルトを捨てるなんて馬鹿だって思うだろ。ふざけんなよ」
デュース「俺も2人に賛成です。勿論、ルールは守らなければならないモノだとは思いますが…流石に突飛過ぎる」
リドル「僕に口答えとはいい度胸がおありだね。いいかい、小さなルール違反が大きな問題に繋がるんだ」
エース「他の奴らも、魔法封じがられるのが怖くて言い出せないけどこんなの可笑しいと思ってるんだろ！？」
トラッポラくんの呼びかけにも、ローズハートくんが周りを凄んだ目で見たこともあり、彼らはローズハートくんへと賛同した
ああもう、本当に狂っているねぇ…？！
此処まで頭に来たのは一体いつ以来かな…！！？
リドル「僕が寮長になってから1年。ハーツラビュル寮からは1人の留年者・退学者も出していない。これは全寮内でもハーツラビュルだけだ。この寮の中で僕が1番成績が優秀で、1番強い。だから僕が1番正しい！口答えせず、僕に従っていれば間違いないんだ！！」
『それ、要は君の思い通りに動く人形でいろと言うことだろう？！』
リドル「僕だってやりたくて首をはねているわけじゃない。お前たちがルールを破るからいけないんじゃないか」
…！！
何で…？？何でアレが彼の後ろに…！！
リドル「僕に従えないのなら、まとめて首をはねてやる！」
ケイト「みんな、ほら“はい、寮長”って言って！」
デュース「…………言えません」
エース「こんな暴君、こっちから願い下げだ！」
リドル「今、なんて言った？」
グリム「お前はおこりんぼで我儘で食べ物を粗末にする暴君って言ったんだゾ！」
デュース「お、おい！そこまでは言ってなi……」
リドル「首をはねろーーーーー！！！」
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あ - キャラが文ストの太宰治みたいですね (8月19日 21時) (
レス) @page5 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの皮 - 3以外消えていますけど大丈夫ですか？でも面白かったです！ (6月20日 0時) (レス) id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 3以外のシリーズが消えていますが大丈夫ですか？何があったのかは分かりませんが、頑張ってください！ (2023年1月25日 22時) (レス) id: b758d3b9e4 (このIDを非表示/違反報告)
初 。(プロフ) - 作者様、3以外のシリーズが消えてますが大丈夫ですか？？このシリーズとても好きで読み返しに来れば削除されていて残念です…。 (2022年3月13日 23時) (レス) id: 8fa79c3961 (このIDを非表示/違反報告)
狂歌 - 作者様、見ているか分かりませんがこれだけ伝えさせて下さい。このシリーズ大好きです!! (2021年8月9日 16時) (レス) id: 82435b515f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年5月27日 17時
